~小笠原~
更新が遅れてしまい、申し訳ありません。
1715年8月30日
午前8時
「陛下、ペリー提督は、我が国の国書と共に本国へ帰還しました。」
「そうか、嶋津外務大臣。竹腰正武主任外交官からの報告を。」
「竹腰主任外交官からはこのような電文が。」
『来年、条約ヲ結ブニアタリ、再度提督ノ来日有。ヨッテ、今回ノ交渉ハ成功ト言エル。』
「ふむ………………。
これなら良いだろう。交渉は成功だな。
竹腰外交官に「よくやった」と、伝えておいてくれ。」
「はっ。彼も大変喜ぶことでしょう。」
「うむ。次に、小田僻地調査部長。小笠原はどうなっている。」
「はい。現在、木更津の第3艦隊と補給艦隊、輸送艦2隻に臨時特別捜索隊員50と陸軍強襲上陸歩兵隊150が上陸。2つの大きい島を父島、母島と名付けたとのことです。」
「現地住民は?」
「伊奈忠易臨時特別捜索隊隊長によりますと、現地住民ないし住居等は見つかっていないとのことです。」
「分かった。そのまま調査を続けてくれ。ただし、『現地住民との争い等はなるべく起こさないように。』と、伝えてくれ。」
小笠原から何か資源でも出てくればいいんだがな………まぁ、そう簡単には行かんだろうが。
「はっ。急ぎ連絡いたします。」
「頼んだぞ。それと、木更津で動かせる船はどれぐらいある。曽根海軍大臣。」
「木更津でありますか………………。
輸送艦等の後方支援艦が6隻ほどではないかと。」
「そうか。6隻か……………。」
6隻だと少しキツいな…。予備も含めると、12~3隻は欲しいからな……。
「なら、仕方がない。一通りの調査が終わり次第、調査隊を木更津へ帰還させよ。
それと、周辺基地から『小笠原駐屯地隊』を編成せよ。規模は………陸軍歩兵3個中隊と歩兵砲二十門、砲兵1個中隊と榴弾砲三門だ。それと、同時進行で資材の運搬と小笠原駐屯地の建設だ。港の整備もな。」
「陛下。どの島に設置いたしますか。」
「ああ、忘れていたな………よし、父島にしておこう。」
「それと、陛下。」
「どうした。曲舘資源調査担当部長。」
「はっ。南方に資源調査に赴いていた、資源調査隊及び「日本丸」が堺に帰還しました。
人的、他被害は無し。石油も無事だとのことです。」
「そうか。やはり医療研究所のワクチンか?」
「おそらく。やはり小方研究員は素晴らしい方ですね。」
「ああ。南方のマラリア等のワクチンを開発したからな。以外に、この世界の人間ではないかもしれんぞ。」
「ハハハ。そうかもしれませんね。」
ちなみに、小方直子は自分のいた世界では、有名な研究員だった。
おそらく俺と一緒に転移してきたんだろう。
「では、この原油を用いて陸軍は自動車を、海軍は新型機関の開発を急げ。それと曲舘部長。調査隊の皆に「よく頑張った」と、伝えておいてくれ。」
「はっ。彼らも喜ぶことでしょう。」
そして、いつも通りの会議が終わり、解散しようか。と、いうとき、珍しく陸海軍両大臣が立ち上がった。