~アイヌ民族 北海道開拓~
お久し振りです。
航空機の出来栄えに、皆満足し宮殿に戻ってきたのは午後9時過ぎ。その日は、そのまま寝た。
翌日 9月1日午前7時
半ば強引に叩き起こされた。(もうちょい寝たいんだが……)
「………………何だって?」
「ですから、アイヌ民族の代表が、陛下にお会いしたいと……」
あ~。うん。なるほどね。北海道旅行ですか?
「旅行ではありませんよ。」
何故分かった!
「…………よし!1週間後に出発だ!!」
「「「は??」」」
「いや、早い方がいいだろ?」
「ですが、海峡を越える船が……」
「遠洋航海も兼ねて、呉から松を出して大阪沖から乗っていこう。」
「いや、さすがに…………」
「まあまあ。聞くだけ聞いてみればいいじゃないか。」
「はぁ…………」
「陛下。あまり曽根を困らせないでやってください。」
「うっ…………済まんかったな。無理を言って。」
まぁ、暫くしたら、呉海軍基地指令長官と、第1艦隊司令長官、駆逐艦「松」艦長から、「松」を出してもいい。と、言う返事が来たので10日後の9月11日午前10時に大阪湾にて合流することが決定した。
それに、どうやらアイヌ民族との間に条約があるらしい…………が、内容で揉めているらしい。その、揉めている内容が
「国境」(と、言うか関所的なやつ)、そして、
「名前」
だろうと思ったよ!!
で、決着がつかないから、そっちの長を呼んでこいって言われたとか…………
まぁ、夏だし、避暑にはなるかな?
それからは、特に重大な事態が起きることもなく、どちらかというといい知らせが多かった。
小笠原駐屯地隊の編成が終了し、木更津港への物資集積も完了したとの知らせ、青森・仙台・境港の3港の拡張が終わり、佐渡型海防艦1隻ずつ計3隻が配備された。このまま行くと、他の港も1年以内に整備と、海防艦配備が終わるとのことだ。
ただ、北海道に関しては、どうも物資が足りないらしく、開拓が進んでいないらしい。
そのままのんびりと時間は過ぎ、9月10日の夜。北海道行きの用意を済ませたところに、「松」が呉軍港を出たとの情報が入った。また、京都~大阪港間の天皇専用臨時列車運転時刻の情報も入ってきた。
京都を午前6時20分に出発し、大阪港(桜島駅の辺りらしい)に8時45分ごろ到着するとのことだ。そこから船に乗り、沖に停泊している「松」に乗り込むことになっているそうだ。
さて、今日は早めに寝ようか。




