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日刊2位、週刊3位、注目度32位アーマードガールズ三国伝  作者: 山田ケーニヒ
パラレルワールド

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模擬戦 ハルカvs リューナ Ⅰ


 座学も終わり、実技の授業になった。


 全員、更衣室に行き着替えをした。


「ハルカさん、すごくセクシー」


「モデルさんみたい」


「髪はシニヨンだけど、髪垂らすと絶対素敵でしょ」まわりの同性の生徒から声が上がった。



「よかったね。褒められてさ」少し、リューナは、不貞腐れた。



「君は、どう思うんだい?リューナ」


「私的には、他ではなく君の評価の方が嬉しいんだがね」ハルカは、ロッカーに手を乗せリューナに尋ねた。


「ハルカ近い、近い!」リューナは、ハルカの手を払った。


「言動は、ともかくとして・・・・・・」


 (ここは、慎重に言葉を選ばなければ) リューナの中の刹那は、考えた。


 (そんなに悩むことかい?刹那、私ならガツンと言うね)リューナの中の龍牙が囁いた。


 (じゃ、龍牙お願い)刹那は、龍牙に頭を下げた。



「言動も、そうだが馴れ馴れしいんだよ。牛女!」


「てめーには、一切興味ねーんだよ」リューナの目つきが鋭くなり、纏う雰囲気もいつもとは違う様子だった。



「ほう、リューナは、二重人格だったのかぁ」


「面白い」



「主人格とは、別の人格が出てきた感じか」ハルカは、ニヤけた。



 龍牙になったリューナの放つプレッシャーに当てられてハルカの闘争本能に火がついたからだ。


「君の名前は、あるのかい?リューナ」


「今の君に」今にも、更衣室で戦いそうな雰囲気が周りに漂り、他の女子生徒は、着替え終わり逃げて行った。


「なぜ?名前があると?いつも通りリューナでいいんじゃないか?」龍牙になったリューナは、魔法でスマートメイスを作り出した。


「リューナは、おそらく戦いはあまり好まないタイプだろう。君と違ってだから、他の名前がありそうな感覚になったんだよ。単純にね」ハルカは、魔法で鎖鎌を作りだした。


「実技の授業は、確か模擬戦だったな。ハルカ」


「確かに名前はなくはないぞ」


「だが、お前に名乗る名前は、今の私には持ち合わせてないぞ」リューナは、武器を消し着替えをした。


 テクテクと龍牙になったリューナは、歩き、すれ違い様にハルカに「実技演習は、複数対複数の連携を想定した授業だったな。真っ先に潰すから覚悟しろよ」そう言い残し演習場に消えていった。


 ハルカは、床に倒れた。


「リューナ、これほどとはな。この私をプレッシャーだけで床に・・・燃える展開になってきた。リューナには、なんか特別なものを感じでいたが、特別な存在だな。屈服させてやる。もう一人のリューナ」ハルカは決意を固めて演習場に向かった。

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