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日刊2位、週刊3位、注目度32位アーマードガールズ三国伝  作者: 山田ケーニヒ
パラレルワールド

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課外授業 Ⅰ


 課外授業で、機械獣を倒しに行くという話になった。


この授業の意図は、皆で「協力して」機械獣を倒すものである。


 共同作戦の大切さを知ることがこの授業であった。


 リューナ、ハルカ、アルグランド、バッハ達生徒は、武装して目的地に向かった。


 直線距離にして、徒歩三日という長い道なりだった。


「まだ、歩きますの?」


「どうかしてる」


「足が大根になってしますわ」


「なんで、こんなことに馬車で移動とかあったでしょう?」 文句を言う生徒が続出した。


「お前は、弱音吐かないのだな。感心した」ガドルフ先生、通称脳筋先生は、リューナ達を褒めた。


「いや、まー、はい」


(言えない。この間、うちらだけで長期休暇の時、隣の国まで歩いて、機械獣討伐したなんて) 刹那と龍牙は、少し罪悪感を感じた。


 (やっべ。こいつらの前でこんなの余裕だろうなんて言えない) 孫権も少し罪悪感を感じていた。



「どうしたんだ?暗い顔してアルグランドにリューナ、お前たちなら余裕だろう」バッハは、笑いながらリューナ達に話しかけきた。



「てめー、余計な事言ったら殺す!」リューナは、バッハに殺意を放った。


「こわ!流石、暴力姫。圧倒、威圧感だな」


「なわけで、先生。おれら急ぎますんで」バッハは、走って逃げた。


「リューナ、バッハという男きな臭いぞ。追いかけない方が・・・・・遅かったか。そこも可愛いところだな」バッハを追いかけて行ったリューナを見て可愛いと思ったハルカだったが、「アルグランドは、追いかけなくていいのか?」急に通常運転に戻ったハルカだった。


「あいつら、前よりも速くなってる。正直、パワータイプの俺じゃ、追いつけないな」アルグランドは、追いかけること自体諦めていた。


「そう悲観することもないだろう。君もそんなに遅い方ではないからな」


「確かに、バッハは、Aクラスだが。リューナは、Sクラスの中でもトップクラスで速い奴だ。しかし、怒りに身を任せすぎてるのが、彼女の欠点だ。それを逆手に取れて、且つ、リューナが追いつけない相手となるAクラスの実力ではないぞ、正直、なぜ、Sクラスじゃないんだ?バッハは、そこが気になる」



「まさか、わざと手を抜いているのか?だとしたら、何のために」



「考えても答えは出ないか。止めよう」ハルカは、途中から自分の世界に入ってしまっていたのに後から気づいたのだった。


「すまない。会話の途中で」ハルカは、アルグランドに謝った。


「気にするな。お前は不思議な奴だな。鍬形ハルカ」


「そうか?不思議な奴か、前の学園でも言われたよ。変わり者とな。自覚はしているよ」ハルカは、アルグランドの発言に対して真面目に答えた。

 

 

 

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