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日刊2位、週刊3位、注目度32位アーマードガールズ三国伝  作者: 山田ケーニヒ
パラレルワールド

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悪名


「あれから誰も近づいてこないな」アルグランドは、腹を抱えて笑った。


「だってさ、うざかったんだもん」リューナは、恥ずかしくてさでいっぱいになっていた。


「龍牙、やりすぎ!」と刹那は、頑張って龍牙を止めた。


「あんな、連中にはこれくらいが丁度いいわ」龍牙は、反省する気なかった。


「大体、刹那も、うざかったろ?」


「てめーの為でもあるんだぜ?」


「利害の一致って奴だ」龍牙は、ニヤリと笑った。


 確かに刹那も、目障りとは少しは思っていた。


 しかし、強行手段を選ぶのは、違うと刹那自信は、考えていたが、龍牙は、違っていた。


 彼女は、刹那より凶暴である。


 人間を思いやる心がないのだ。


 別世界の元譲に対し、少し怒りを覚えた刹那だった。


「にしても、リューナは、不思議な奴だな。まるで二重人格みたいな奴だ」アルグランドは、リューナに対して少し違和感を感じていた。


「まー、私には、悪と善の心があるからね。アルグランドには、言っておくけど、私は、聖獣に転生してもらい、その時に一緒に別な魂が入ったの。だから、あながち、間違えてはないよ」


「人間には、色々あるからね。少しばかりの不幸だよ」リューナは少し悲しい顔浮かべた。


「人間には、色々あるか。俺も転生者だ。なんとなくわかる。機械といえ魂があるとしよう。悲しい運命を受けて尚、生きなきゃいけないのだろう。嫌な話だよな。なんとなくわかるよ」アルグランドは、リューナの肩を叩き励ました。


「待って、転生者って言った?その口振りからすると・・・・兵器だった?」リューナは驚いた。


「お、よくわかったな。兵器だったぞ?アーマードガールズって言うんだけどさ、前世では、孫権って言うんだけど、わかるか?」アルグランドは、リューナに尋ねた。


「孫権!孫権だって!じゃー私わかる?趙雲だよ。孫権」リューナは、喜んだ。


「趙雲か!久しいな。まさか、同じ世界で一緒になろうとはな」アルグランドは、双剣を魔法で生み出し、リューナに斬りかかった。


 リューナは、メイスで斬撃を防いだ。


「武器が違うけど、この気配は、間違いなく趙雲だ。前世では、よくもやってくれたな。修理してもらったが、この恨み忘れてはいないぞ」アルグランドは、連続で攻撃を繰り出した。


「それは、前に謝ったはずだ!」リューナは、メイスで全てを防いだ。


「もしかして、ここは、壊れたアーマードガールズ達が来る場所なのか?」リューナは、攻撃を防ぎながらアルグランドに尋ねた。


「おそらくな!」アルグランドの猛攻は、しばらく続いた。


 その様子を見た生徒達は、二人を斬滅王子と殴殺姫と呼んだ。


 


 

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