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日刊2位、週刊3位、注目度32位アーマードガールズ三国伝  作者: 山田ケーニヒ
パラレルワールド

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背中合わせの世界


 龍牙の発言にただ、どんな反応すればわからなかった刹那は、ずっと考えていた。


「マスターが、マッドサイエンティストなんて、考えたくないが、でも・・・・・」赤ん坊のまま渋い顔するリューナだった。


「あーでも、考えたくない」とリューナは、また泣いた。


「また、泣いてるの?リューナ、どうしたの?オムツ?」とお姉さんは、優しく抱き上げた。


「すると機械獣だぁ」


「逃げろぉ」と大声で叫び逃げる人達の声が聞こえた。


「機械獣ですって?」とお姉さんは、大声をだした。



「娘のリューナと逃げろ。アルテーシア」と中年だが、オールバックの剣士が家の中に入ってきた。


「フレデリック、でも」とお姉さんは、オールバックの剣士のことが心配な様子だった。


「どうするよ?赤ん坊のまま戦うか?もう一人の自分、刹那よ」


「赤ん坊の身で何が出来るというのだ」


「アルテーシアと言ったか?多分、母親なんだろ?多分この世界では」


「どうすれば、赤ん坊では話にならない」


「せめて、5歳くらいの女の子なら龍牙と私の戦闘経験あればいけるだろう?」と刹那は、焦っていた。


「私に力を貸せと言いたげだな?刹那」


「どうした?頼んでみるか?」龍牙は、刹那を煽った。



「お前は、いけ好かない」


「龍牙、私は、この状況を打破したい」


「私に力を貸してほしい」


「魔力で成長させるというわけか?刹那」


「いいだろう。武器はどうする?」


「魔力でメイスは作れるか?」


「私は、メイスを使って数々のアーマードガールズを屠ってきた。今回もそうする」


「その代わり、お前も協力してもらうぞ?刹那」


「二人で一人だからな?」


「わかってる」


「成立だ」


「破ぁぁぁ」刹那と龍牙が同時に叫んだ


「赤ちゃんが光ってる」

 


「どうした?アルテーシア」


「赤ちゃんが光ってるの」


「浮いた!」


「赤ちゃんが浮いて成長してる。これは夢?」とアルテーシアは、驚いた。


「早く逃げろ。アルテーシア、俺たちの子供を守れ」フレデリックが叫んだ。



「その必要はないわ。父様」とメイスを持った少女が、フレデリックの前に現れた。


「君は、誰だ?」とフレデリックは、少女に尋ねた。


「あれが、機械獣。ライオンみたいな見た目してるけど!」リューナは、一瞬で姿を消した。


「疾い」フレデリックは、リューナの姿を捉えることが出来なかった。



 そして、リューナは、一気にライオンみたいな機械獣の上をとった。


「ぶっ壊れろぉぉ!」とメイスを振り翳し、襲ってきた機械獣を破壊した。


「終わりましたよ。お父様」リューナは、笑顔で歩くと機械獣は、爆散した。


「お前は、一体?」フレデリックは、困惑した。


「リューナよ?貴方」アルテーシアは、説明した


「目の前で大きくなったの」


「見てましたわ」


「本当にリューナなのか?」


「はい、リューナです」真顔で刹那は、答えた。


 

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