表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日刊2位、週刊3位、注目度32位アーマードガールズ三国伝  作者: 山田ケーニヒ
パラレルワールド

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

81/123

転生


転生

「ここは、どこだ?」


「さ、お着替えしましょうねぇ」


「リューナちゃん」美人なお姉さんが、私を抱き上げた。


「リューナちゃん!?」


「リューナちゃんだって!?」刹那は驚いた。


「どうだ!道連れにされた気分は?」


「貴様、私に何をした!応えろ」


「おぎゃーおぎゃー」


「何、簡単な話、奪ったのだよ。全てを」


「おぎゃーおぎゃー」


「機械の身体ではない」


「ここは、どこなんだ?」


「私が知るわけないだろう。私も粉微塵になったんだからな」


「おぎゃーおぎゃー」


「もしかして、同じ肉体に二つの魂が入ったのか?」


「そうなるな」



「おぎゃーおぎゃー」


「どうしたの?リューナちゃん」


「そんなに泣いて」と優しくお姉さんにあやされた。


「そもそも、この世界はなんなんだ?」刹那は、状況把握をしようとした。

 


「おぎゃー、おぎゃー」


「ここは、私が説明します。ここは、ミカニカイザルック共和国、ロボットの国です。貴女達は、相容れない二つの魂を一つの肉体に一緒に私達、この私、ギャロップとそこのバンシィがさせませた。理由は、一つ、我々の反発する力を使いこなし、この世界を平和にしてもらいたいのです」


「なんだって?」



「つまり、龍牙と私で世界を平和にさせろというのか?」


「そうなります」



「爆死させた私と協力することが、こいつにできると思うか?」


「出来ないな。私に恨みあるもんな。もう一人の私よ」龍牙は、刹那を煽った。



「元譲のところに帰ることが出来たら協力する」


「但し、それが出来ない場合は、バンシィを宿した龍牙と戦う!協力はしない」



「絶対にだ」刹那は、明確な敵意を龍牙に向けた。

 


「ほら、見たことか」


「どうだ!全てを奪われた気持ちは、私はお前のその表情を見たかったのだよ」龍牙は、嘲笑った。



「貴様!」刹那は、怒鳴った。


「おっと、私が死ねば、お前も死ぬ。運命共同体だ」


「もう一度、死にたくはないだろ?命は欲しいはずだ」龍牙は、余裕の笑みを見せた。



「お前だけを倒す方法を見つけるまでは、生かしてやる。だがな、龍牙。お前をもう一人の自分とは、思わないぞ?パラレルワールドから来たなら、別な私なのだからな」


「いい事をおしえてやろう。お前と私のマスター、三鶴城元譲についてだ」



「私のマスターがどうした?」


「三鶴城元譲は、お前や私を作る前に異世界の生き方について研究していた」



「そこで伝説の動物達を捕まえて、武装に封印する事でジャネットを完成させた」


「それが過ちだったのだ」


「パラレルワールドにも影響を及ぼし、世界を何回も破滅させてるんだ」


「私は、世界を破滅させるために作られた存在、それが私、趙雲龍牙だ」



「それを隠蔽する為に、理想とする世界を別で作ろうと動いたのは、元譲の妹、真希だ」


「真希が、姉である元譲を真っ当な人間する為に作った世界で生まれたのが貴様だ。刹那」


「私は許せなかった。マスターのしてきたことを止めれないのが、私は、マスターである元譲を殺して世界を平和にしてきた」


「本来なら死ぬべきなのは、元譲の方だ」


「だが、貴様は、庇った」


「結果的に元譲に復讐するとこができたが、貴様が向かって来なければ、元譲を殺し、お前を闇堕ちさせて世界を終わらせる手筈だったが、そっちは、阻止されてしまった」


「私にも、貴様に対する憎しみがあるのを忘れるなよ?偽善者が」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ