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日刊2位、週刊3位、注目度32位アーマードガールズ三国伝  作者: 山田ケーニヒ
また、一難

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平和の象徴


 アフガニスタの事件が解決し、元譲は、島を統治してる人達に武器の重要性を唱え、会議に参加し一部、可決された。



 幸村二式は、平和の象徴となった。



「兵器が平和の象徴とはね」


「皮肉な話だね」と元譲の車の助手席に座ってる真希が、元譲に向かって話した。



「仕方がないんじゃない」



「戦う以外に使い道がないって諦めてる人達が、まだたくさんいる訳だからさ、そんな事はないって証明をする為にも、示す必要がある訳だし、確かに皮肉ではあるね」と元譲は、真希の話に耳を傾けた。


「でも、ドライブしながら、パトロールってのも良いものですよ?マスター」と刹那は、楽しそうに後ろでくつろいでいた。


「みんなでお出かけは、全くしてなかったから」


「新鮮ではある」とシスカも後ろでジュースを飲みながら、携帯をいじってくつろいでいた。


「みんなでお出かけは、楽しいです」と甄姫のマスターも、一番後ろの後部座席で甄姫と指スマしながら、くつろいでいた。



「みんな、各々、楽しんでていいよね?」


「免許持ってるの私だけだからさ、この中で」


「シスカも取りなさいよ。免許」と元譲は、文句をシスカに言った。


「でも、取ったら取ったで、揉めるじゃん」


「だから、取らないよ」



「せっかくの平穏な日常なんだからさ」とシスカは、正論を言い出さした。


「私も、私で、戦いばっかりのせいか、揉めなきゃダメだ。って認識を治さなきゃかな?」



「なんか、揉め事が当たり前みたいな感じある」と元譲は、自己分析を始めた。



「真面目だねー、元譲は、やっぱり」とシスカがいうと



「マスターが、真面目じゃなかったことは、一度たりともないですね。してみれば」と刹那も便乗してきた。



「さて、着いたよ」と元譲は、車を止めるとそこは、あたり一面の海と砂浜が見えるパーキングエリアだった。



「羽根を伸ばすぞー」と真希が叫ぶと


「おー」元譲以外みんなが反応した。



「全く、子供だなぁ、みんな」と元譲だけ、遠い目をした。



「何言ってるだい?元譲は、皆んなで楽しみたいって言ったのは、元譲の方じゃん」とシスカにツッコミ入れられた。



「それだけ、余裕ないってことなんだから、元譲が、一番、癒されなさい」とシスカに元譲は、頭を叩かれた。


「アフガニスタのせいで、怖い思いしてるんだからさ。元譲は、生きててよかったよ。ほんと」とシスカは、元譲を優しく抱いた。


「ありがとう、そうだね。私、どこか、不安だったかもしれない。シスカ、ありがとうね。本当に」と元譲は、少し涙目になった。



「馬鹿ね。元譲は、私も私で、元譲を失ったら寂しいんだから、イーブンよ」



「多分、真希は、もっと立ち直れなくなるよ?」


「真希にも、私にも、元譲は、必要だからね?」とシスカは、少し元譲に説教をした。


「長生きしてよ。元譲」とシスカに念を押された。


「別に戦争孤児だけど、そこまで落ちてはないよ。大丈夫だよ」と元譲は、少し笑った。



「おーい、そこのお二人さん、早く、早く」と真希は、シスカと元譲を急かした。


「実妹は、子供だな。本当に」


「行くか、シスカ」と元譲は、シスカと手を繋いで砂浜に向かった。


「さーて、パラソル張って」


「シート敷いてっと」


「完成!」と真希は、大はしゃぎしていた。



「お姉ちゃん、サンオイル塗って」と元譲に真希は、頼んだ。


「全く、しょうがないなー。真希は」と元譲は、真希にサンオイルを塗って上げた。


「元譲は、このシスカが塗ってあげるよ」


「祖逖にも、塗ってあげるからね」といやらしい目でシスカは、二人を見つめた。


「悪ふざけしすぎ!」と元譲は、シスカの頭を叩いた。


「弌華と葉智璢も、サンオイル塗った?」とシスカは、二人に尋ねると「日焼け止めを塗ったよ」と返事が返ってきた。



「私も、日焼けしたくないから、日焼け止めがいいなー」と祖逖も、日焼け止めを所望した。


 甄姫のマスターは、真希と浜辺でボール遊びを満喫していた。



「祖逖、泳ごうよ」


「そうだよ。せっかくの海だし」と葉智璢と弌華から祖逖は、誘われた。


「わかった。」


「あそこの岸まで競争ね」と祖逖は、やる気満々で泳ぎに出かけた。


「みんな、楽しそうだね」と元譲は、うつ伏せになりながら、皆んなを見ていた。


「当たり前じゃん。みんなで勝ち取った平和だよ」


「満喫して然るべきだよ」とシスカは、元譲と同じ体制で皆んなを見ながら応えた。


「でも、こうして、全員の水着姿が見れて眼福ですわ」とシスカが、オッさんみたいな発言をしてきた。


 それを聞いた元譲は、大声で笑った。



 楽しい一日は、こうして過ぎていくのだった。


 

 

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