黄忠の最後
六体とも、ジャネットを展開してから、二十分は、経過していた。
「これが、歴戦のアーマードガールズ」
「流石に強いぜ」
「呂布檬玄、化け物だ」と清美と弌華と葉智璢と呂布檬玄の強さに驚いた。
「ミサイルも、冷却武器も通じない」
「こいつの装甲おかしいぜ」と清美と弌華は、呂布の倒し方がわからなかった。
「流石、檬玄ちゃん、物理攻撃半減するナノコンポジット製の素材で出来たアーマーを付けてるだけはあるわね」
「ここは、呂布一人でどうにかできるか」
「私達は、甄姫と刹那を壊せば勝ちだ」と夏侯淵は、清美達を無視して、元譲の家に突入を試みた。
すると、リルカのガトリング砲が飛んできた。
「試作機勢は、私もいるんです」とリルカは、ドヤ顔した
「リルカ、帰ってきてたの?」と刹那は、驚いた。
「ハニーのピンチ駆けつけてこそのダーリンよ」とリルカは、丸鋸の手裏剣を夏侯淵に向けて発射し、横に真っ二つ
にした。
「やはり、装甲がいくら少し硬くしても、ダイヤモンドカッターで、大体は、斬れるのよ」とリルカは、グッドの手話をしながら、笑った。
「流石、元アメリア高校のエース機」
「成都女学院のアーマードガールズの弱点、よく知ってらっしゃる」と元譲も驚いた。
「当たり前よ、装甲を硬くする方法は、二つしかないんだし、極端に厚くするか、素材を変えるかしかないからね」とシスカがキザな登場をして現れた。
「あら、夏侯淵ちゃんがやられたわね」
「下手に突入しなくてよかった」
「これは、報告に戻らないといけないわね」と黄忠は、戦線離脱しようとした。
すると元譲の家から、刹那がジャネットで飛んで黄忠の正面に回り込んだ。
「や、黄忠」
「悪いけど、曹操のもとには行かせない」と刹那は、大型メイスを手にした。
「全く、遠距離専用のアーマードガールズに接近戦は、野暮じゃない?刹那ちゃん」と黄忠は、困った顔見せた。
「遠距離専用?確かに遠距離が得意な機体では、あるよな」
「だけど、背中のその剣二本は、飾りじゃないんだろ?」と黄忠に尋ねた。
「全く、これだから獣は、嫌いなのよ」と背中から剣二本を黄忠は、手にした。
「昔の戦友と戦う日がくるとは、思わなかったぜ」と刹那は、切なそうな顔した。
「もし、違う道があったなら、最高の友人でしたわよ。刹那」と黄忠は、ジャネットで高速移動し、刹那と剣を交えた。
「黄忠!」と刹那は、全力でメイスで殴ったが、黄忠は、それを真っ向から受け止めた。
「あばよ!戦友」と刹那は、黄忠の剣を二本とも砕き、黄忠をメイスで叩き潰し破壊した。




