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学園騒動Ⅱ


 呂布檬玄は、マスター探しついでに情報集めると同時に仲間とは何か考えていた。


「貴様、学園の覇権を取る気ないか?」と檬玄は、女子生徒に手当たり次第話しかけたが、逃げられていた。


 その時、一人の女子生徒が呂布を自分の掌に乗せた。


「学園の覇権か、お前と一緒なら退屈せずに済みそうだな。私の名は、袁紹、袁紹奏。君の名は?」と女子生徒は呂布に尋ねた。


「呂布檬玄だ。我が主人に相応しいかみたい」と呂布檬玄は、袁紹の腕を見る為、学園長である董卓湖嘉の機体、曹操に喧嘩に売りに行くことを提案した。


「なるほど、実力者を倒そうとする心意気はいいけど、檬玄一つ減点、まずは、学園の生徒会長、周瑜桜の愛機、劉備桜花を倒さない限りは、無理よ。それに下には、元譲の趙雲刹那もいる。それを全て倒すということよ?強さには、必ず代償が付き物、かなり無茶な戦闘であちこち、ボディが傷つけてる。まずは癒すことからね。修理してあげる」と女子生徒は、檬玄を自室に連れていった。


「まずは、機能を一度停止するわね。檬玄」とアーマードガールズ専用のドックに檬玄を奏は寝かせるように置いて、機能を停止させた。


「本来なら、元譲か、テイルズリボック社に持って行って直すんだけど、リボック社にハッキングして、設計図を入手してるから出来る芸当、自分で修理したかったのよねー」と奏は、檬玄を分解し始めた。


「あっちこっち部品が傷つけてるし、この部品は、取り返えになるから、部品を匿名で発注してと、とりあえず、持ってる部品で交換してオーバーホールしてと。今日はこれくらいかな。個室だから出来る事なんだよねー」と奏では、檬玄を丁重に片付けて、十日で修理を終わらせたのだった。


「完成した。檬玄、起きていいよ」と檬玄を奏は、起動させた。


「身体が軽い。嘘のようだ。塗装も完璧になってる。流石マスターだな」と檬玄は、奏を認めた。



「なんだ、この感覚は!?」と刹那は驚きの声を上げた。


「どうしたの?趙雲」と元譲は、尋ねた。


「マスター、自分を修理してほしい。今のままなら、おそらくだけど、勝てない。恐ろしくとてつもない気配を感じる。おそらく、檬玄だ。あいつが、マスターを得た。関羽との一戦の前に呂布が立ちはだかる。でかい障害だ。マスター、自分を修理するだけじゃなく、中身も改造してほしい。あいつに対抗する為に必要な処置だ。武装は、今のままで出力を出したい。今の三十パーセントオーバーを目指したい」と趙雲は、元譲に進言した。


「多分、関羽も、デフォルトじゃないだろうし、やるか、いいよ。二ヶ月時間頂戴、趙雲。出来るだけやってみるから、ボディの耐久性も上げないとだから、時間かかる」と元譲は、趙雲をドックで寝かせ、機能を停止させた後、テイルズリボック社に向かった。


「趙雲刹那の改造をします。ので部屋をお借りします」と元譲は、部屋に閉じこもった。


 そして、二ヶ月の時が過ぎた。



「出来たー、お待たせ。刹那」と趙雲刹那を元譲は、起動した。



「どう?刹那」と元譲は、自分の機体である趙雲に尋ねた。


「申し分ない。前より力が漲る感じがする」と趙雲は、答えた。


「それはよかった。ジャネットの方も少し変えた。可変機能を持たせた。オフロードカーをモチーフに新たにドライブモードに変形が可能、武装は、20mmガトリング砲二門にヒートスピアから、ビームスピアに変えた。それで、マシンガンとライフルを搭載、あとは、変形機構として、ライオンに変形が可能。荷電粒子砲を三つ搭載することに成功。大型ブースター三つ搭載。完全重武装フルアーマーアーマードガールってところ。どう?刹那」と元譲は、趙雲に尋ねた。


「申し分ない。まさか、ここまで改造してくれるなんて、マスターが生みの親でよかった」と趙雲は、笑った。


「呂布檬玄や他のアーマードガールズに対抗する為にやれるだけしないとね。特別扱いしててあれだけど、やっぱり、主人公機は、フルアーマーになるのが、ロボットアニメのお決まりだからね。散々、盛り込ませてもらったよ。不正アクセスしてる生徒が複数存在してるし、多分、秋穂だけじゃないよ。敵はおそらくだけど、関羽だけを倒して終了かと思ったら、思った以上に敵がいる味方を集めないと生徒会メンバーじゃ足りないし、風紀委員にも手伝って貰わないとここから先は全面戦争だ。覚悟しててよ刹那」と元譲は、自分の機体を酷使することになると決意した。


 趙雲も、マスターに応える為に自分にできることをやると誓った。


 

 

 

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