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学園騒動 


「バトルフィールド展開、機体をセットしてください」とシステム音声が流れた。


「行きますよ。先生、お願いね。刹那」と元譲は、刹那をバトルフィールドの密林に置いた。


「任せてくださいマスター。必ずや曹操を討ちます」と刹那は、元譲に誓い槍を構えた。


「水葉さん、これは、私達にとっても大事な一戦よろしくお願いしますよ」と学園長董卓湖嘉は、曹操を山の頂上に置いた。


「お任せくださいマスター。相手の覚悟を全力で確認してきます。そして、その上で勝ちます」と曹操水葉は、マスターである学園長の董卓湖嘉に誓った。


「では、開始してください」とシステム音声が流れて戦いが始まった。


「密林で待つのは、本意ではない。空を飛び一気に蹴りをつける」と刹那は、空を飛んだ。


 曹操は、山頂で狙撃ライフルを構えていた。


「流石にこの手は通用しないか?流石は趙雲ならば」と曹操も龍模様の双剣を手にして空を飛び趙雲と空中戦を挑んだ。


「曹操覚悟ー」と趙雲刹那は、槍を振り翳した。


「その闘気は、正しく本物。行くぞ、この首やすやす取らせる我ではないぞ」と曹操は、双剣の片方を横に薙ぎ払った。


 物凄い剣戟の音と共に衝撃波が発生した。


 激しい接近戦による空中戦が、曹操と趙雲が繰り広げてる中、マスターである、元譲と湖嘉は、突破口を探していた。


「水葉さん、ガトリングを使うのです。先に撃ち落とした方が勝ちです」と学園長董卓湖嘉は、自分の機体である曹操に指示を送った。


「御意」と曹操は、腕に装備しているガトリングを趙雲に向けて放った。


「趙雲、こっちは、シールドでガトリングを全て弾き接近戦で仕留めて」と元譲は、刹那に指示を送った。


「任せて」と趙雲は、腕にシールド展開させて突貫した。


「こちらもシールド展開、双剣で切り落としなさい」と学園長は、曹操に指示送ったが、その前に趙雲が槍で曹操の腹を刺し、墜落させ決着がついた。


「勝ったー」と元譲は、喜んだ。


「すみません。マスター」と傷ついた曹操は、学園長に謝った。


「いいのです。謝る必要はないですよ。立派でした。水葉」とそっと、学園長は、曹操を手に乗せた。


「貴女達の覚悟見事でした。元譲、趙雲」


「全力でプレーするのは楽しい。しかし、不正したら楽しい者も楽しくなくなる。それがわからない人間が本校にいる。悲しい話です。必ず倒すのですよ。負けたら承知しませんから」と学園長は、去っていった。



「刹那、勝とうね」と元譲は、趙雲向けて決意を表した。


「マスターは、修羅になる気か、龍になる気か。どちらにしても、ついていきますよ。マスター」と趙雲は、少し寂しそうな顔した。


 その様子を呂布檬玄は、部屋の陰で見ていた。


「マスターとの絆か。こいつらは、戦いに理由を求めるタイプか。それが強さに繋がるというわけか。旅をするとしよう」と呂布檬玄は、部屋を後にした。


「なんだろうな。この気持ちは、やはり奴らに触れて変わったかもしれんな」と呂布檬玄は、呟いた

 

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