大会当日
「刹那、応援するよ」と元譲は、テンションが上がっていた。
「元譲、嬉しそうだね。本当に可愛いなー」とシスカは、元譲を見てほっこりした。
「マスター達も観客席で見ていてください」と葉智璢達は、やる気に満ちていた。
「気をつけてね。清美も、葉智璢、弌華もね」と祖逖は、激励を三人に送った。
「私は、ついでか」と弌華は、祖逖にツッコミを入れて、みんなが笑った。
「じゃ、頑張ってね。弌華、勝ってね」と夏侯覇も自分の機体である弌華に激励を送った。
「じゃー!行くか!治安維持部隊の実力見せてつけるぞー」と葉智璢は、でかい声を上げると
「おー!」と弌華も清美も、でかい声でそれに応えた。
「これより、第一回、剣術大会を始めます。」
「選手入場!」とアナウンスが入り、選手全員がプラカードを持って入場してきた。
「第一回の優勝候補、どこかな?」と夏侯覇は、智香に尋ねた。
「やっぱり、戦勝高の一つ、アメリア高校だろうね」
「選手のパンフ買ったけど」
「アメリア高校のフォン・フーヴァーが、注目選手に挙げられてるね」と智香が言うと
「フーヴァーって言ったら、FAIのモチーフじゃん」と夏侯覇が驚いた。
「ここでF◯Iっていえないのが辛いね」と祖逖は、少し笑った。
「色々と規制があるのよ、大人の事情って奴」と元譲は、ツッコミを入れた。
「それよりも、くるよ。私達の機体が」と祖逖は、話題を変えた。
すると、会場に葉智璢を筆頭に弌華と清美が入場して来た。
「緊張するなー、な、清美」と弌華は、緊張していた。
「大丈夫だよ。勝てる」
「特訓を積んできたんだから、刹那コーチにリルカコーチとの特訓を活かすいい機会!」
「全力で相手してもらおうよ」と清美は、張り切っていた。
「これより、選手宣誓をお願いします。」
「代表、アメリア高校、チームFAI」
「フォン・フーヴァーよろしくお願いします」とアナウンスが入った。
「宣誓、我々、選手一同は、他校との交流を深め、マスターである人間の実力を示すと共に地域の活性を目指すと言うスローガンのもと」
「全力で戦う事を誓います」
「選手代表、アメリア高校、二年、マッカーサー・コルベットのアーマードガールズ、フォン・フーヴァー」とフォン・フーヴァーは、堂々とした様子で宣誓をした。
ここに剣術大会が開幕したのだった。
「第一回戦、第一試合からだよ?」
「準備はいい?」
「弌華、清美」と葉智璢は、尋ねた。
「大丈夫だ」
「やって来た事をぶつける」と弌華と清美は、気合い充分な様子だった。




