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日刊2位、週刊3位、注目度32位アーマードガールズ三国伝  作者: 山田ケーニヒ
時代の変化

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智香、夏侯覇、祖逖の微妙な一日 Ⅱ

智香、夏侯覇、祖逖の微妙な一日 Ⅱ

「あ、智香」


「おはよう」 



「祖逖さん、おはよう」


「どうも、智香、おはよう」


「夏侯覇さんも、おはよう」



「ところで、智香のアーマードガールズは?」と夏侯覇が、智香に尋ねた。



「それがさー、治安維持部隊のレポートを書くって言って、部屋から出て来なくてさー」と智香は、ため息をついた。


「そっかー、マスターになるって大変だね」


「前の人達は、やっぱり凄いよ」


「文献漁ったけど、治安もそこまで良くなかったみたいだし・・・その中でも、コントロール出来てたって、偉大だね」と智香は、アーマードガールズの歴史の話をした。


「元譲お母さん達が、化け物すぎなんだよ。うちらはうちらだ」と祖逖は、つまらなさそうな顔しながら、智香に語った。



「してみれば、お母さんが二人なんだっけ?祖逖の家族は」と智香は、祖逖に尋ねた。



「まーね。私は養子だよ。女性同士じゃ、子供は作れないから」と祖逖は、ため息を吐いた。


「まー、辛気臭い話は、このくらいにしてクラスに行こうか、智香だけ、違うクラスなのが痛いけどな」と夏侯覇は、自分の本音を曝け出した。



「なんかさ、微妙な一日だよね?」と智香は、刺激を求めている様子だった。


 それを見た祖逖は、考えた。

 

 母親である元譲とシスカ・ボングの時代に戻りたいかを


「微妙だな。だってさ、せっかく、平和な世の中を築いたんだから、戦争とか、抗争は、なしにしたいなー」



「色々、めんどくさいと思うし」



「今更、島を統一したいとは、考えないよ」



「誰も、現に、元譲お母さんは、失敗してるわけだし、アメリア高校だって、攻撃してきたのって、元譲お母さんの実力を確かめる為だったらしいし」


「拗れに拗れて、戦争」


「穏便に済ませれてたら違っていたよな」


「失策すぎだよ」と祖逖は、自分の胸の内に秘めていたものを打ち明けた。


「そういう見方もあるか」と智香は、納得した。


「治安維持の為に、うちらのアーマードガールズが頑張ってくれてる」


「うちらは、うちらで勉強を頑張らないとね」


「さて、行こうか、教室へ」と夏侯覇は、祖逖、智香と一緒にそれぞれ自分のクラスへ入っていった。



 三人は、真面目にアーマードガールズの歴史についての授業を受けた。


 一方、その頃、智香のアーマードガールズである平塚葉智璢は、治安維持部隊のレポートを書き上げ、背伸びをさした。



「終わったー」


「さてと、マスターの学校にいきますかね」と葉智璢は、ジャネットを展開して空を飛んで東普高校に向かった。



 

 

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