東普高校、治安維持部隊結成
東普高校、治安維持部隊結成
「なんだ、いきなり!」と齋藤弌華は、驚いた。
「隊長の座を決めようとしてる矢先に」と阿武清美は、怒鳴った。
「あまりにも、楽しそうだから、ついね」と平塚葉智璢は、笑った。
「そのにやけ面を叩きのめしてやる」と阿武清美は、ガトリングで平塚葉智璢に攻撃を仕掛けた。
「ジャネット展開!」と平塚葉智璢は、探偵モチーフのジャネットを展開した。
「軍警に探偵か!」
「なんで異色な」と阿武清美と齋藤弌華は、平塚葉智璢のジャネット見て、攻撃をやめた。
「なんだ辞めるのか」と平塚葉智璢は、落胆した。
「自己紹介しないとだろう?」
「いつまでも歪み合ってもな」と阿武清美と齋藤弌華は、冷静になった。
「もう少し、歪み合ってもって、そうだね。自己紹介まだだね」
「私は、平塚葉智璢、モチーフは、刑事だよ。探偵にも見えるけど」
「マスターの趣味に付き合ってる。よろしく」
「私は、阿武清美、治安維持部隊の隊長してる」
「俺は、齋藤弌華。治安維持部隊の隊長してる」
「誰が隊長だって!」と清美と弌華は、再び歪み合った。
「なんだ。部隊長争いしてたのかー」
「なるほど、二人とも子供だね」
「隊長よりも、隊員の方が重要だったりするよ」
「実質、ナンバー2が、実権を握るわけで」
「組織の縮図を理解しないと」
「部隊すぐ壊滅だよ?」と平塚葉智璢は、二人に教えた。
「じゃー、俺は隊員でいい」
「私も隊員でいいや」
「真似すんな!」と清美と弌華は、また、喧嘩を始めた。
「全く、少しは凝りろー」と葉智璢は、二人を殴った。
「ガキじゃねーんだよ」
「少しは話し合え、馬鹿娘共」と葉智璢は、二人に怒鳴った。
「決まりだな」
「全くだ」と清美と弌華は、喧嘩を辞めた。
「隊長は、任せた」
「葉智璢しかいないな」と清美と弌華は、納得した。
ここに治安維持部隊が結成されたのだった。
「二人とも、計ったな」
「常に周りを見て指示ができる」
「後方支援と前衛を任せられる器用なタイプと見た」と清美と弌華は、葉智璢を高く評価した。
「持ち上げられてしまった」と葉智璢は、失敗したという表情を見せた。
「そんなに落ち込むなよ隊長、俺は前衛に向きに作られた機体なんだ」と弌華は、自分の特性について教えた。
「こっちは、中距離射撃型の機体だから、前衛をサポートするのが得意」と清美も、特性を教えた。
「つまりは、遠距離射撃型の自分が、トップになるのか?てか、特性は、関係ないでしょう」と葉智璢は、二人にツッコミを入れた。
「そういう姉御肌が、隊長に向いてたりするんだよなー」
「そうそう」と清美と弌華は、笑いながら、葉智璢の肩を叩いた。




