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捜査

捜査

「マイマスター」と甄姫龍華が、自分のマスターのもとにきた。


「甄姫よく無事で」と女子生徒は、優しく自分の機体を抱きしめた。


「曹操水葉様が、助けてくれました。おかげで無事ですわ」と甄姫は、ありのままをマスターに説明した。



「大変だったね。甄姫」と甄姫龍華のマスターである女子生徒は、安堵した。


「私は曹操様にでかい借りができましたの。どうお返しすれば良いのやら、困りますわ」と甄姫龍華は、自分の今の悩みをマスターである女子生徒に打ち明けた。


 すると、女子生徒も、悩んだ。


「あの子達の悩みってなんだろう。直接尋ねたら?」と龍華に女子生徒は、提案した。


「あの方の悩みを直接ですか?私、あの方の前だと緊張して、お話が・・・・」と龍華は、ため息を吐いた。


「なら、私が代わりに話す?私の恩人でもあるわけだし」と龍華に女子生徒は、提案した。


「お願いできます?」と龍華は、自分のマスターにお願いして、曹操水葉の悩みを聞くことになった。



「今は、トイレ清掃中かな?探してみるね?龍華」と甄姫を自分の胸ポケットにしまいこみ女子生徒は、曹操達を探した。


 すると目の前に三鶴城元譲が現れた。


「三鶴城さん」と女子生徒は、驚いた。


「安城文遠先輩どうしたんですか?」と元譲は、尋ねた。


「曹操達知らない?探してるんだけど」と文遠は、元譲に尋ね返した。


「曹操水葉?外にいなかった?呂布檬玄のストッパーとして向かわせたけど・・・・・あれから報告ないし・・・心配だから、外に行こうとしてたけど・・・・一緒に来ます?」と元譲は、文遠に尋ねた。



「いく、一緒にこっちは、自分の機体を助けてもらったからお礼を言いたいし」と文遠は、元譲にありのままを話した。


「なるほどね。呂布檬玄は、少しばかり問題児だから何かするだろうと水葉達に頼んで対処してもらったけど、ほかのアーマードガールズを狙うとはね。こっちの調整ミスだな。完全にごめんなさい文遠先輩」と元譲は、文遠に頭を下げた。


「まー、生みの親だしね。色んなキャラクター作りしてれば、ああいうキャラクターできてもしょうがないよ。甄姫もその一つなわけだし、それに問題起こすとわかっているから策も練れたわけでしょ?大したもんじゃない」と文遠は、元譲を褒めた。


「戦う為に存在するだけではなくて色々お手伝いとかさせたりとか、まだまだ、実験段階中だから危うい子ばかりでさ・・・・ってとりあえず歩きながらでいいですか?先輩」と元譲は、文遠に愚痴をこぼしながら外に向かった。



「甄姫、文遠先輩。どの辺りですか?襲われた場所は?」と元譲は、文遠と甄姫に尋ねた。


「この辺りなんですけど・・・・・いませんわね。」とポケットから甄姫が出てきた。


「もう終わった後かー。ならトイレかな。トイレ清掃をお願いしたから、学園のどこかしらのトイレにいるはず」と文遠と元譲は、学園内のトイレに向かった。


 すると、トイレ清掃している趙雲刹那がいた。


「刹那、こんなところにいた」と元譲は、自分の機体を見つけて安堵した。


「マスターではないか?どうした?誰か探してるのか?」と刹那は、冷静に自分のマスターである元譲に尋ねた。


「曹操水葉知らない?探してるけど、見当たらないくて他の機体なら見つけたんだけどさ」と元譲は、刹那に尋ねた。


「我が将は、学園長の屋敷のトイレ清掃だ。私達は、ここ終わり次第、学園長に報告にいく。曹操殿もそこに必ず行くだろう。待っているといいぞ。マスター」と刹那は、作業を再開した。


「学園長のところかー。休み時間が終わるまで時間はあるから待ちますか?先輩。じゃ、刹那頑張ってね」と文遠と元譲は、トイレを後にした。


「でも、さっきの刹那、少しおかしかったなー。気のせいかな?」と刹那の態度を元譲は、気にした。


「いつもは、違うの?」と文遠は、尋ねた


「うーん。少しね。思うところがあると少しばかりね、ムスッてするから、でも、自分を心配してのことだから。個人的にはそんなにそう気にしてないけど、私にとっては多分、都合が悪いことがあるんでしょう。刹那だからね」と元譲は、答えた。


「多分だけど、甄姫と会う前に行われたテストプレイに細工をした人がいるとか、そんな感じでしょうね。おそらく」と刹那は、文遠と甄姫にありのままを語った。


「それですわ。おそらく、戦いに横槍を入れたものがいらっしゃるのよ。曹操様達が負けるはずありませんもの。曹操様も、犯人を追ってるとしたら、私達も情報を集めるのよ」と甄姫の目が燃えた。


「ありゃりゃ、甄姫は、曹操が好きだからさ。曹操絡みになるとこうなるの。気にしないで、元譲」と文遠は、元譲に優しくした。


「ピンチを救われたらね。確かにそうなるか。あはは」と元譲は、文遠先輩も、大変そうだなぁと心の中で思うのだった。

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