島統一計画
島統一計画
「島を統一しよう」と真希は、唐突に提案した。
「島を統一?」
「どう言うこと?」と元譲は、真希の考えについて来れなかった。
「前回の水着ショップの戦いで学園トップクラスの実力を誇る元譲と刹那を撃破し、我々、関ヶ原高校の傘下にした」
「これにより、他の学校とのパワーバランスが崩れ、成都女学院を今なら潰せると考える連中が出てくる」
「そいつらを我々、関ヶ原高校が代わりに戦い勝利する」
「これが、島統一の全貌」と真希は、説明した。
「待って、確かに私に勝って、成都女学院は、真希の手に落ちたけど」
「なんで私達が、他の学校に狙われなきゃいけないのさ」と元譲は、真希に文句を言った。
「成都女学院は、実は、大したことはない・・・・と考えてる連中は、いる筈だよ?」と真希は、何か確証がある様子だった。
「どうして言い切れるの?こっちには、呂布檬玄だっているし、刹那だっている」と元譲は、わかっていなかった。
「そこだよー正しく」
「成都女学院で一番強いのは、お姉ちゃんと刹那、正直な話。一人と一機だけで無双できるのは、ゲームとアニメだけで、バスケでいうところの、強いポイントゲッターをどうやって攻略するか?そこを考えて戦略立てる必要がある訳、つまり、成都女学院のポイントゲッターのお姉ちゃんと刹那の攻略さえクリアしてしまえば、何もできない無能集団でしかないわけ」
「テイルズリボック社の横町興覇社長は、お姉ちゃんと刹那の実力の実力を過小評価してたから、負けた」
「こういう計算になるわけ」と真希は、元譲に説明をした。
「だいぶ、情報を集めたね」
「流石、優秀な妹だわ」と元譲は、真希を褒めた。
「お姉ちゃんが一人で活躍してるから、情報が手に入りやすい」
「お姉ちゃんが暴れていた時、みんなが思う事」
「この人には、どうやっても勝てない」
「こいつに勝てるだろうか」
「勢いが止まらない」とか、そんな感情を抱く。
「一度は、負けたけど、策で意表を突ければ勝てると私が証明したから」
「第二、第三の手で、必ず、お姉ちゃんと刹那は狙われる」
「それだけ、他者から認められてる」
「逆に言えば、お姉ちゃん以外、怖くはないという意味でもあるんだけどさ、お姉ちゃんと私がタッグを組んで、他の高校を攻める」
「他にも勢いがあるのは」
「蒙古農業高校」
「聖ダルク学院」
「ジャーマン高校」
「アメリア高校の四校」
「その中で脅威は、アメリア高校のそこの理事長の娘クリス・マクガイアとその愛機、レーチェル・マクドナルド、彼女が、島一番のエースと噂される撃墜王」
「我々、関ヶ原高校とは、因縁の相手、関ヶ原高校は、アメリア高校により、約半数近くをレーチェル一機の手によって倒されている」
「アメリア高校を倒さないと島の統一は、成せない」
「よって、関ヶ原高校と成都女学院のこの二校で、レーチェルを叩く」
「これが作戦になるのー」と真希は、説明した。
「アメリア高校のメカニックは、優秀で、私も何度か拝見したけど・・・確かに脅威」と元譲も頷いた。
「レーチェルは、確か、トンボをモチーフのジャネットをしようした機体で空中戦が得意
「彼女の動画を見て参考にした部分は、大きい」
「あそこのメカニックの名前は、ミッシェル・ファーブル」
「昆虫とアーマードガールズを融合させた独自の技術がある」
「厄介ね」と元譲は、顔を暗くした。




