謎のアーマードガールズ幸村登場 Ⅱ
アーマードガールズ達は、楽しく会話しているのをアーマードガールズの幸村凉が屋上の屋根で見ていた。
「乗り込まなくていいよね?主ぃ」と幸村は、マスターである三鶴城真希に報告を入れた。
「まだ、早いよ。それより戻ってきて幸村」
「お姉ちゃんより自分が優れているって解らせないとだから、単独でエース級のアーマードガールズ達を幸村一人で倒せる保証もなし、出番は、あるよ。どうせ戦う羽目になるんだからさ」と三鶴城真希は、不気味な笑みを浮かべた。
「わかりました。主」と一瞬にして幸村は、消えたのだった。
「それよりもさー。刹那ちゃんとか、孫権ちゃんは、たくさん強化もらって羨ましいんですけどぉぉ」と黄忠が文句を言い出してきた。
「そーだ」
「そーだ」
「刹那、優遇されすぎ、月英とかも」と他のアーマードガールズ達も刹那達に文句を言い出してきた。
「しょうがないじゃん。月英は、一回壊れて、修理してるし、私だって曹丕とギリギリ相打ちで重症だったし、重症したアーマードガールズは、みんな強化してるよ」
「私だけじゃないよ」と刹那はみんなに説明した。
「私、重症だったけど、未だ強化してもらってない」と劉備が落ち込んだ。
「劉備は、元々が強いから、ほら、広範囲攻撃あるし、これ以上強化したら、バッテリーが持たないと判断したからじゃない?」と刹那は、慌ててフォローした。
「だからってさー量産機にも、何かしらの強化はほしいよ」
「そーだ」
「そーだ」と量産機のアーマードガールズ達も刹那達に文句を言ってきた。
「量産機は、数の暴力あるじゃん。単独は無理でも、連携して攻撃できるメリットがあるから、強化されるとこっちの立場が危うくなるよー」と刹那も、量産機のアーマードガールズ達に文句を言い返した。
「ま、とりあえず、平和は、取り戻したわけです」
「しかし、今は、乱世」
「他校との交流があります」
「戦の準備は、してもいいでしょう」
「成都女学院のマスターである生徒や先生、学園長もそれを望んでます」
「最早、我々が、島を占拠するくらいの勢いで戦わなくては、本当の平和は、訪れません」
「他校と手を組み合従軍を編成し、島を制覇する」
「これが平和への道です」
「皆さんのお力を今一度、お貸しくださいね」と曹操は、アーマードガールズ達に頭を下げた。
「合従軍って言ってもどこと手を組む気?」と刹那は、曹操に尋ねた。
「関ヶ原高校です」
「あそこには、未確認のアーマードガールズが大量にいます」
「そこと手を組むようになんとか、お願いするつもりです」
「力強くでも」と曹操は、拳を堅く握った。




