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大切な時間


 趙雲刹那は、マスターである元譲と一緒に食堂にいた。


「マスター、何やら外が騒がしいんですが?」と刹那は、外の様子を気になっていた。



「呂布檬玄が暴れ回ってるんでしょ?大丈夫よ。曹操水葉達に任せておけば、それに諸葛亮紅音と荀彧奈津美もいるし、あの面子がいれば呂布檬玄も勝てないよ。寧ろ、本来ならあの戦いは負け戦ではなかったはずなんだ。敵の量があんなに増える設定ではなかったし、なんでだろ?」と元譲は、理由を考えていた。


「マスターは、仕事熱心ですよね。ですが、今は、休むべきです。まー、言ったのは私ですが・・・」と刹那は、難しい顔した。


「ごめん、ごめん。刹那の言う通りだよ。まだまだダメだなー自分、こう言うところか。あはは、どうしても息抜きが苦手だからさ、許してよ。刹那」と元譲は、自分の愛機に頭を下げた。


「まー、マスターですから。私は従いますよ。それにトイレ清掃ありますし。私はこれで」と刹那は、飛行パーツで空を飛び、席を外した。


「私も私でめんどくさいから、刹那も大変だなー、いっけない考えすぎか」と元譲は、反省した。


 刹那は、空を飛びトイレ清掃する為、トイレに向かっていた。


 その時、勢いよく走ってる女子生徒をが見かけた。


「誰か助けてください。自分の機体が・・・・機体が」と何やら慌ててる様子だった。


「面倒事か?何やらきな臭いな」と刹那は、警戒したが、事情を知る為に女子生徒に話しかけた。


「何事?そこの女子生徒。申してみよ」と刹那は、その子に尋ねた。


「私の愛機、甄姫龍華が・・・・・謎の機体に壊されちゃう」と刹那に泣きついてきた。


「場所は、どこ?」と刹那は、女子生徒に尋ねた。


「学園の外です」と答えた。


「わかった」と刹那は、それだけ言って現場に向かった。


「間に合うのか?ここから、うちらは、戦う為に存在してるけど、壊される為には存在しない。マスターもそれは望んではいない。今は急ぐか」と猛スピードで刹那は、空を飛んだ。


「にしても、檬玄よ。バトルジャンキーぷりなんとかならんか?」と水葉は、檬玄に尋ねた。


「これが我の性格だからな。すまんな、どうにもできん」と水葉の問いに素直に檬玄は、答えた。



「ま、いいけど、私達が監視役だから、早々暴れ回ったりはしないはず・・・・・」と黄忠ハルカが言った瞬間、刹那が空から現れた。



「呂布檬玄、覚悟ぉぉ」と刹那が、空から槍で突撃してきた。


「面白い」と檬玄は、戟を構え、激しい鍔迫り合いになった。


「お前は・・・・お前はー」と刹那は、本気だった。


「待て、刹那」と水葉は、止めようとしたが、刹那の耳には入ってなかった。


「実力を見てやるぞ。賈 詡を倒した実力を確かめさせてもらう」と檬玄は、笑った。


「ダメだ。二人の世界に入ってる。どうしようこいつら」と孫尚香桃花は、困った。


「こいつはまずいな」と水葉も、困った。


 すると、荀彧奈津美は、バケツを持ってきた。


「まさか、だよな?」と夏侯淵雷華は、その後の事を想像した。


 そして、二人に荀彧は、水を思い切りかけた。


「冷た!」と二人は、叫んだ。


「頭、冷えたか?二人とも」と荀彧は、ティラノサウルスに戻った。


「あれ、水葉に荀彧、夏侯淵もハルカもいる。どう言うこと?」と刹那は、唖然とした。


「私から説明しますよ。刹那」と諸葛亮紅音が刹那に事情を説明した。


 すると、刹那は、怒りを露わにした。


「そんな、まさか、なんで、どうして、関羽のマスターが、なんで敵なんだよ」と刹那は、地面を拳で殴った。


「お前ら、証拠はあるのか?システムを操作したところ目撃でもしたのか?憶測なら、斬るぞ」と刹那は、本気で怒った。


「今は、情報が不足している。確固たる証拠を掴み次第、刹那の耳に入れようかと考えていた」と水葉が誠実に答えた。


「でも、確かに、あの戦いは、不自然な点が多い。増援の数に、完璧な罠に本陣の奇襲、裏切り行為があったとしか思えない部分は、確かにある」と刹那は、記憶を遡った。


「関羽に直接言ったところで多分答えてくれない。マスターに忠実なら尚更、関羽の奴、付き従う相手間違えたな。それが本当だとしたら、だが」と刹那は、自身の怒りを抑えるだけで必死だった。



「うちら、アーマードガールズは、マスターの為に存在するからな。マスターを選べないのは、痛い話だ」と刹那は、胸を痛めた。


「マスターか、我にもいたら、多分、違う感覚があるのだろうか」と檬玄も悩んだ。


「ここで考えても、答えはでない。我々はトイレ清掃だ。いつまでも、待たせてはおけないからな」と水葉は、頭を切り替えた。


「事実が知るまでは、マスターには内緒にしておく。マスターを悲しませたくない」と刹那は、水葉達の仲間になった。


 

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