全ては勝利の為に
「この島は、私が築いた。人口島、お前らモルモットは、どこにもいけないし、帰る場所もないぞ。諦めろ小娘共」と興覇は、笑った。
「ならば、お前を倒してこの島を出て行ってやる。必ず」と風紀委員会委員長の橘花興覇が横町の前に立った。
「俺の名前を与えた。風紀委員会委員長ではないか。久しぶりだな。育成カリキュラム以来か」と横町は、笑った。
「その笑いは、いつか止めてやりたいと思っていた横町興覇。私に興覇の名を与えたことを後悔させてやる」
「孫権!」と橘花は、叫んだ。
「はい!マスター」と孫権が、ドラゴンモチーフのジャネットを展開してバズーカ砲の形した波動砲を構えた。
「その武器は、我が社にはない奴だな」と横町興覇は驚いた。
「この孫権は、波動エネルギーを使った核バッテリーを使用した特別製ですよ。元譲が秘密裏に特別開発したバッテリーそれにより、小型でありながら、人間の腕や足なら吹っ飛ばしすことが出来る機体に仕上がった。これで貴方の頭を吹っ飛ばす」と橘花は、本気だった。
「怖いねー。しょうがないから、今回は、私の負けということにしておいてやる。そして、お前らに干渉しないと誓おう」と横町興覇が橘花に提案した。
「学園長、聞いたな?お前が証人だ。違えたら、学園長、曹操で私を殺せ」
「いいな?」
「わかりました。社長」と董卓湖嘉は、一礼した。
「これでいいな?橘花興覇。同じ名前を持つ者だ。ここは引くとする。みんな解散させろ。警官どもも、学園の生徒を解放して、解散しろ。撤収だ」と横町興覇は、叫ぶと
何もなかったのようにみんな解散した。
「ふん、因果なものだな」と横町興覇は、そう言い残し去っていった。
「この戦は、我々の勝利だー!」と橘花が叫ぶと全生徒がそれに応えるかのように勝鬨を上げた。
「学生を団結させるために自分が、汚れ役を・・・不器用なお人です。横町社長は」と学園長は、横に首を振った。
「離婚してしばらく経つが大きくなったな興覇。流石は、我が娘だ」と横町興覇は、呟きながら貴社に帰ってきた。
そこに今から学園に向かおうとした元譲と鉢合わせした。
「横町興覇!」と元譲は、叫んだ。
「生徒達は、みんな無事だ」
「まー、永遠に帰らない人間も、機体も中にはいるがな。今回は、私の負けだ」と横町興覇は、そう元譲に言い残し戻って行った。
「秋穂を殺させた。お前を!お前を!」と元譲は、涙を流しながら怒鳴った。
「元譲」
「マスター」と月英と刹那が、心配そうにその様子を元譲の肩で見ていた。




