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 甄姫龍華は、呂布檬玄に壊さられる寸前に曹操水葉が戦いに割って入ってきた。


「負け将軍自ら死にに来たか」と呂布檬玄は、笑った。


「大丈夫か?甄姫」と心配そうな顔を水葉は見せた。


「大丈夫ですわ。曹操様、それにしてもあの機体強すぎますわよ?そちらこそ、大丈夫でして?」と甄姫龍華は、逆に曹操水葉を気にした。



「大丈夫だ策はある。私に任せろ。甄姫は、主のところに行き、安心させてやれ。それも私達の任務だ」と水葉は、甄姫龍華を逃した。


「待たせたな。檬玄、第二ラウンドだ。今はマスターは不在だが、いずれくるだろう。これは、テストプレイではなくて、実践、手加減なしだ」と檬玄に対し、曹操水葉は、宣戦布告した。



「トイレ掃除がお似合いの女が、我に宣戦布告だと?壊す」と檬玄は、曹操水葉の言動に怒りを露わにして突撃してきた。


「ひとまずは、成功だな。あそこまで、猛攻を躱せるか?否かは、私の腕次第だな。行くぞ」と水葉は、檬玄の猛攻を躱しつつ、後ろへ後退していく


「どうした?逃げてばかりか?トイレ総大将」と檬玄は、水葉を馬鹿にしながら、猛追していく。


「ここだ。今だ、お前達」と水葉は、大声で叫んだ。


 黄忠ハルカが、狙撃ライフルで捕獲ネットを発射した。


「ターゲット、目視にて確認、発射」


「これでよしと」と黄忠ハルカは、自慢気な顔した。



「これ以上のないタイミングだったよ。水葉ちゃん、あとはよろしく孫尚香ちゃん、夏侯淵ちゃん」


「狙撃得意な三人集まるなんてそうそうないからね。任せて、第二射発射」と孫尚香桃花も、狙撃ライフルで狙撃した。



「腕の見せ所、水面から直視確認。潜水モードからの人型変形、喰らえ遠距離狙撃技 フルバースト」と夏侯淵雷華は、ミサイルとライフルで射撃した。


 檬玄は、三体のアーマードガールズにより捕縛された。


「くそ、小癪な手をー」と呂布檬玄は、悔しがった。


「檬玄ちゃん。虐めは、めっだよ」と黄忠ハルカは、呂布檬玄に注意した。


「どうせ、聞く耳持たないでしょ」と孫尚香桃花は、檬玄にマシンガンを向けた。


「同感だ。こいつは、危険機体。始末するべきだ」と夏侯淵雷華も、腕のガトリング砲を檬玄に向けた。


「待て待て、壊すな。確かに野蛮な奴だが、どうだ檬玄、敗北の味は?」と水葉は、檬玄に剣を向けた。


「トイレ総大将め。計ったな」と檬玄は、怒鳴った。


「私の策ではないがな。この一連の流れを全て見通せる奴がいてな。そいつらのおかげだ」と水葉は、檬玄に教えた。


「誰だ?その者達は?」と檬玄は、水葉に尋ねた。


「我々を呼んだか?」と一匹の虎とティラノサウルスが現れた。


「動物だと?」と檬玄は、驚いた。


「そか、仕方がない。フォルムチェーンジ」と虎が人型になった。


「諸葛亮紅音だ。よろしく頼む。檬玄殿」と一礼した。



「なら、自分もフォルムチェンジ」とティラノサウルスから人型になった。


「荀彧奈津美。ここに見参。よろしく檬玄」と荀彧は、檬玄に握手を求めた。



「まさかの中距離射撃型だと」と檬玄は、驚いた。


「トイレ清掃組がこれほどとは、じゃ、あの時負けた理由は?」と檬玄は、頭を抱えた。


「関羽智円の主、孟徳秋穂が全ての元凶だ」と紅音は、檬玄に教えた。


「ならば、全て踊らされていたというわけか?」と檬玄は、膝を崩した。


「利用されていたのだ。その反応、無理もない。本来なら負けるはずがない戦だったからな。荀彧と諸葛亮達には、敵が多くついていたし、前衛に出すような機体でもない。聞けば、そう動かざる得なかったと言う。檬玄よ秋穂、あやつは、絶対の悪だ。いずれ倒さなきゃいけない相手だ。力を貸してはくれないか?ここにいる者達は、皆同じ気持ちなのだ」と水葉は、檬玄に提案した。


「気持ちは、同じか。一人の力より、みんなの力でか?倒せる策はあるのか?」と檬玄は、水葉に尋ねた。


「勝算はある。元譲殿とその愛機、趙雲刹那を味方につけることが出来ればの話だがな。現段階だと説得の材料が足りない。秋穂は、頭がいい。無闇に情報を掴ませない奴だ。我々は、秋穂を倒さなければならない宿命にある。機体だけだと心許ない。各々マスターを探すしない。もう一度いう。力を貸してくれないか?」と水葉は、檬玄に頭を下げた。


「考えさせてくれ、と言っても時間はないようだな。わかった。秋穂とやらに一発かましてくれる。共闘だ」と水葉の提案に檬玄は、乗った。


 

 



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― 新着の感想 ―
呂布の性格が、際立ってみえますね。 前の話は、呂布の強さがはっきりわかりますし 素晴らしいかったです
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