わたしは何のために
秋葉は、自分以外が、暴動起こしてる中、寮に閉じこもっていた。
「私たち、月詠も・・・・利用されてたの・・・自分の意思で行動していた筈なのに・・・そんな・・・・あり」とぶつぶつ呟きながら、ベッドで体育座りをしていた。
「私は、どうすれば・・・・」と秋穂は、悩んだ。
コツン
コツン
と歩いて秋穂の部屋に近づいてきた。
コン
コン
と誰が秋穂の部屋にドアをノックした。
秋穂は、恐る恐る部屋からでた。
すると、一体のアーマードガールズの月英紅羽の箱が置いてあった。
「私も戦えと・・・・先生達と元譲達・・・・どちらにつけば・・・」と秋穂は、わからくなったが、とりあえず、パソコンを開いて、アーマードガールズである月英紅羽を起動した。
「おはようございます。マスター」と月英は、目覚めた。
「直接・・・」
「いいのか?これで・・・・」
「本当に」と秋穂は、言葉を詰まらせた。
「どうしました?マスター」と月英は、秋穂の顔を覗いた。
「月英は・・・・テイルズリボック社をどう思う?」と月英に秋穂は尋ねた。
「すみません。テイルズリボック社のことは、あまり知らないので・・・なんともですけど・・・生みの親会社ですから、アーマードガールズ全ての・・・・元々は、軍事産業だったとは聞いています。我々は、軍事利用の為に作られたロボット兵器のなりそこないという情報がインプットされてます」と月英は、答えた。
「潰したいと思う?月英は」と秋穂は、尋ねた。
「会社を潰す?方法があるのですか?そもそも、潰せるものなんですか?」と月英は、秋穂に尋ね返した。
「あっちは、あっちで学園で騒ぎを起こしてる。私はおそらく見向きもされてない。会社ではなく自分の意思でテイルズリボック社と戦う。月英ついてきてくれる?」と秋穂は、尋ねた。
「もちろんですよ。マスター」と月英は答えた。
「秋穂は、まだ、動かないの?」と元譲は、秋穂に月英を渡しに行った東條子孝に尋ねた。
「発信機には、まだ、寮の中にいるみたい」と子孝は、答えた。
「全く、学園、騒動の元凶なんだから、しっかり働いてほしいんだけど」と元譲は、怒鳴った。
「私に言われても困るよ。月英に二重スパイをさせるなんて発想、思いつかないよ。秋穂だけ、アーマードガールズ持ってないんだよね?」と子孝は、元譲に尋ねた。
「与えられてないからこそ、盗みを働くわけでしょ?欲しいから。なら、それを逆手に取って仕事させる。それが荀彧と諸葛亮の策。あくまでも、この騒ぎは、囮に使う先生とマスコミの注意を一点に集める。その為にあのプロジェクトを社長に薦めた。人を売るのが、この元譲の仕事で、諸葛亮と荀彧の策。あの機体だけは、特別仕様だからね」と元譲は、子孝に説明した。
「普通、実行する?もうしてるけど」と子孝は、呆れた。




