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日刊2位、週刊3位、注目度32位アーマードガールズ三国伝  作者: 山田ケーニヒ
パラレルワールド

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それでも支えてくれる人間はいる


 リューナは、学園の音楽室あるピアノで、Beatlesのlet it beを弾き今の自分を支えて欲しい願いを込めて歌い始めた。



 こそにアルグランド達は、その場面に出会し耳を傾けた。


 (刹那も、寂しいのか。そうだよなぁ、納得いく死に方してないもんな。もっと生きたかったよな)アルグランドの中の孫権は、泣きそうになった。


 (兵器がない世界で平和に暮らしたかったよね。本当は、より良い世界にしたかったそれだけだもんね。刹那の気持ちがなんとなくわかるよ)孫権は、「刹那は」本来優しい性格だったことを思い出した。


 その気持ちをぶつける為、アルグランドは、音楽準備室からアコースティックギターを取り出してきてリューナに合わせ楽器を弾いた。


 様々な気持ちがアルグランドの中に入り込んできた。


 それを聴いたSクラスの生徒達は、それぞれ楽器を取り出してきて、結局、その時間は演奏会になった。


 演奏が終わるとそこには、リュカオーン先生がいた。


「素晴らしいハーモニーですね。ソロでも素晴らしいですが、切なく感じる瞬間があり、二人になると味わい深いものに変わり、三人、四人になり、大勢になれば、団結力が生まれる。Sクラスの生徒達は、大事なものを見つけたみたいですね。そんな君たちに一つリクエストいいですか?clear mind が、私は聞きたいです。お願い出来ますか?」リュカオーン先生が、そう言うと、Sクラスの生徒は、全員、演奏し始めた。アンダンテの速さだったが、熱い気持ちが十二分に伝わるような演奏だった。



 その演奏にこれから機械獣と戦う子供達の願いが伝わるようでリュカオーン先生は、思わず涙を流した。


(こんな素晴らしい子達を戦場に送り込む大人をどうか、許してほしい)リュカオーン先生は、心中で生徒達に謝った。


 演奏が終わり、リュカオーン先生だけではなく、ガドルフ先生や他の先生方が、気づけば増えていた。


 そして、ガドルフ先生は、涙拭いた後にSクラスの生徒達、全員に「機械獣が出た。全員出撃する!お前らの命は、私が守る!だから、全員生きて、また演奏を私達に聞かせてくれ」と叫んだ。


「もちろんです!」


「やってやりますよ」


「俺達は、死ににいくわけじゃないですよ」


「脳筋先生がついてるだ。負ける筈がない」


「リューナもなんか言おうぜ?」


「遊撃隊長だからな我らの」とSクラスの生徒は、リューナにバトンをいきなり渡してきた。


「私は、一人でも、なんでも出来ると思ってました。だけど、周りに支えてもらったからここまできたと今は、誇りに思います!感謝致します!」とリューナ含むSクラス全員は、先生達に敬礼をした。


 

 

 



 

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