苦手な、スープ。
さあ、オバチャンがお昼ごはんにトマトスープを持ってきたわよ~。
なんて、ノリで考えただけで…うん。
まぁ、そうだよね…自分で言ったけど、あんまり気分は良くないね。
机にスープを盛ったお皿を置いた。
いつもとは違って、全然グラグラ揺れない…なんか感動…。地味に異世界来てから、はじめてちゃんとした机使ったかも。
いままでずっとキャンプ状態だったからなぁ…キャンプでもあんまりグラグラしないのかも?
ほとんど行ったこと無くて知らないけど。
皆もう、椅子に座って、待っててくれてた。
「いただきます。」
スプーンで掬って一口スープを口に運ぶ。
うん、なんと言うか…あんまり美味しくない?
いや、確かにトマトとお豆しか入れてないし、特に味付けもしてないから、薄いのは分かる。
でもね、好きくないの…お豆が…。
普通のお豆…基本的に枝豆以外のお豆が好きじゃないの。
このスープというより、このお豆が特にダメなヤツ。
なんと言うか、火が入って柔らかく…多分これをホクホクって言うのかもだけど、味?匂い?も相まって苦手なの…。
皆は普通に食べてるから、おかしくない作り方なんだと思うけど、苦手なの。
うん…。
「ツキミちゃん、いつも言ってるけどその、いただきますってなに?」
「えっ?いただきますですか?」
確かに、この世界に来てから聞いたことないかも…。言わないのかなぁ?
「これは…なんだろう、…習慣ですかね。本来は食べ物への感謝…なのかな?多分。」
「多分ですか?」
「私の故郷では食べる前に言ってたので、癖で言っちゃってました。」
「へぇ~、なんか良いねぇそれ。」
「そうですね、そうかもしれません。」
この世界で、初めて罠だけど動物を解体して、お肉にした…。
確かに日本に居たときよりも、お肉が有り難く感じるかも…。
話を聞いて、皆で改めて『いただきます』って言って食べ始める。
うぅ…、お豆がぁ…ジャガイモのホクホクは大丈夫なのに、うぅ…。
あんまり好きじゃない…。




