大きな街の、冒険者ギルドへ。
宿屋さんに荷物を置いてから、どうやら冒険者ギルドに行くらしいから、私も連れていって貰うことにした。
とは言っても、正直私は特に行く理由自体は無いんだけど…。
でもさぁ、行きたいじゃん?
バーベナさんには、「疲れてたら宿で休んでても良いよ」って言われたけど、行きたいじゃん。
冒険者ギルドだよ?異世界モノのお決まりじゃん。
まぁ、今回仮に行かなかったとしても、そのうち行ってたとは思うけども…。
私1人で行くってなったらどんな理由だったんだろう?
「う~ん…」
無難に採取依頼とか?ゲームとかだと序盤のお決まりだし、レバーリーフさん達に直接お願いするくらいだし、需要有りそう。
うん、行かないという選択肢はない。
「どうしたんですか?」
「はっ、はい!なんですか?」
急に呼ばれたから少しビックリした。
別に急じゃなかった気もするけど、余所事考えてた所だったから…
「何か悩んでるみたいでしたので。」
「そう…ですね。特に何かある訳じゃ無いので大丈夫ですよ。」
「そうですか?なら、いいのですが…」
何かあったらいって下さいね。って言ってくれた。
「因みに、何を考えてたんですか?」
何を…何をだろう?冒険者ギルドでの依頼について…かな?
「普通、冒険者ギルドではなにを…いや、どんな依頼があるんですか?」
「そうですね、今ですと街道周辺の討伐依頼とか薬草採取、後は下水道処理みたいな雑用ですかね。」
やっぱり薬草は需要あるんだ。
「こういう大きい街だと、他にも護衛依頼とかもあるかもですけど…今だとどうだろう?」
「冬だし、武道大会あるから無いかもな。」
話を聞いてたレバーリーフさんが、補足を入れてくれた。
やっぱりそうなんだ。
現代日本とは違って、あんまり交通技術とかが発展してない感じだし、冬は暇なのかな~。
それが悪い訳じゃないけどね…中世感というか、異世界感あって全然良い。
寧ろ良い。
「ツキミちゃん、もうすぐ着くよ~。」
そう言われて、前を見たら他の建物とは違って、一際大きな建物が見えてきた。
旗とか、なんの動物…モンスターの牙なのかが、看板風に飾ってあって、いかにも冒険者ギルド!って感じの建物だった。
「わぁ…スゴい……。」
「立派ですよね。王都のもスゴいですけど、マイタイも負けてないと思いますよ。」
「そうなんだ…」
ちょっと王都の冒険者ギルドも気になるかも…。いつか行ってみたいなぁ…。
何てことを考えてたら、目の前に着いた冒険者ギルドに入る。




