薬草で、ポーションを。
ジャラジャラといつも通りやってるけど、今日は暇だからやってる訳じゃない。
日課でやってるだけで、今日は少し特別なイベントがあるのだ!
その名も、『バーベナさんとの、ポーション作り!!』
わ~!わ~!。
薬草採取の時にバーベナさんと約束した、ポーション作り。
そういえばポーションなんてあったなぁ…なんて、思いましたよ。
どんなポーションがあるんだろう?作品…世界によっては、毒に効くとか即座に傷を回復させるポーションとかあるけど…この世界だと、どうなんだろう?
それはそれとして、ポーション作り。
錬金なんですよ!錬金術的な。アルケミスト!もう、これは期待せざるを得ない…。
「それじゃあ、ツキミちゃん。始めるよ~。」
「はい!」
「おぉ~!気合い入ってるね~。」
ええ、そりゃあ気合いも入りますよ。
初…?初の異世界らしいことなんですから。こうもなります。気分も高揚します。
「それじゃあ、まずは魔石を用意します。」
「はい。『ストレージ』から出しました!」
「うん。それから、ツキミちゃんが道具屋で買ってたすり鉢で、ある程度粉になるまで擂り潰します。」
何で、私がすり鉢買ったの知ってるんだ?
誰にも言ってない筈だけど…。
「擂りつぶ…魔石って固いのに粉に出来るんですか?」
「フッフッフ…それはだね。魔石の魔力をなんかこう…柔らか~くすると、柔らかくなります。」
うぅ…また、感覚派のヤツかぁ…
なんかこう~とか言われてもよく分かんないんだよなぁ…
「はい、質問です。」
「うん。ツキミちゃん!なんでしょう?」
「具体的にどんな感じに柔らかくするんですか。」
「ほう、わかった。じゃあちょっと貸してみて~。」
バーベナさんに貸してやってみてもらうと、不思議。簡単に魔石が砕けていって、あっという間に細かく、粉になった。
「おぉ…凄い。」
「ね。面白いよね、コレ。」
魔石が粉になったら後は簡単みたいで、『ストレージ』から出した、薬草と一緒にすり鉢で細かくした後、鍋で沸かしたお湯を注ぎながら、魔力を込めると完成らしい。
「なるほど…。」
「うん。簡単でしょ?これが1番簡単な作り方っ。」
「本当はもうちょっと工夫して作るんだけどねぇ~。」
「工夫ですか?」
「うん。この作り方だと、少し効果が弱いから、他の材料を入れるとか、魔力の属性を変えるとか。」
素材と属性…なるほど、現状私には無理って事か。
でも確かに、ゲームとかでも普通に作るよりも、ハチミツとか入れた方が効果が強くなるもんね…。
納得。納得。
「ヨシっ!じゃあ、ツキミちゃんやってみよ~」
「はい!がんばります。」
魔石をすり鉢に入れて、魔力を込める。
込める…込める……。
全然、柔らかくならないんだけど?バーベナさんの説明じゃ全然分かんないし、どうなってんの?アレ。
「ツキミちゃん、頑張れ~!」
「他人事みたいに!ニコニコしてないで手伝って下さい。」
「え~っどうしよっかなぁ~?」
あっ…なんか申し訳ないけど、イライラするんだけど…!
はぁぁ…。




