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異世界と香辛料とごはん ~属性変換出来ないけど、香辛料でごはんを作ります~  作者: 鬼灯菜月
異世界転生そして、港町マイタイ!

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誘われて、買い物。

 さすがに沢山買いすぎちゃって、持って動けなさそうだったから、人が少ない所に行って『ストレージ』にしまった。


 その後、宿泊スペースに戻った所で、バーベナさんとダリアさんに話しかけられた。


「寝袋見に行こ~!」


 どっちみち、近いうちに買いに行く予定だったし、どんなヤツを買えば良いのかよく分かんなかったから、願ったり叶ったりだったから軽い気持ちで了承した。


 したけど、着いたのは寝袋が売ってるような道具屋さんじゃなくて、私には縁遠いと思ってた洋服屋さんだった。

 ショッピングモールとかに行っても、いつも避けてた場所。店員さんに色々言われるのも怖いし、そもそも、そんなお洒落なお店に入る事自体が苦手な私が、洋服屋さんに。


 普通に居心地悪いよね。

 普通に道具屋さんに行くと思ってたのが、いざ着いてみたら、地球に有ったようなキラキラした感じでは無いにしろ、色んな服が飾ってある店内だったから。


「なんで服屋さんなんですか。」

「なんで~?嫌だった?」


 嫌、と言ったら嘘になるけど、キャッキャしてる2人を見たら、そんなこと口が裂けても言えない。


「嫌…では、無いですよ。」

「う~ん…そっかぁ~。」


「ツキミさんの服のサイズが、あまり合ってない気がしたので。」

「それに、もう秋の2月に入りましたし冬用の服を買った方が良いんじゃないかと思いまして。」


 あぁー。それを言われちゃったらもうなにも言えないじゃん…。

 確かに、少し寒いかもって思う日も増えてきたし、確かに買いたい気もしてきた…。


「はぁ…、わかりました。どんなのが良いんですか?」


 えっ!そう?なんて、楽しそうな声で言うバーベナさんが服を持ってきた。

 それも、私が着ないようなフリフリしたフリルのついたワンピースを。


「え゛ぇっと…それは。嫌かもです。」

「え~っ!なんで、似合うのに~」


 似合わないです。それに、似合ってたとしても絶対に着ません。


「だって、ツキミちゃんお洒落してないじゃん!。」

「そうですね。」


 私がお洒落というモノに無頓着なのは置いといても、私が今持ってる服自体が、ベリーニ村でお肉屋のおじさんがくれた物だから、種類が多い和気じゃないし。

 そもそも貰った娘さんの服自体が地味な印象の服が多くて、助かったって思うくらいには無頓着な私にお洒落とな。


 そんな、私達の会話を聞いてか、今度はダリアさんが幾つかさっきよりも、少し地味めな服を持ってきてくれた。

 

「ほら、服何着か選びましたから、着てみてください。これなんか似合いそうですよ。」


 そう言って見せてくれた服は、学生服みたいな少しキッチリした様な服。

 なんだろう…。全くそんな気は無いだろうけど、そもそも知らないだろうし。

 ちょっと、古傷を抉られそうなギリギリなデザインの服を見せてくれた。学生服的なのは…ちょっと違う意味で嫌だなぁ…。


 不意に来た軽いトラウマで、思わず少し苦笑いしてる私を、試着室に押し込んで、あれもこれもと服を送り込んでくる。


 何着か着てみるけど、どんなのが似合ってるのかよく分からないで、決めかねて多分微妙な反応してたら、気を遣ってかダリアさんが、次々持ってくるバーベナさんを静して、「好きなの選んでみたら?」って言ってくれた。


 

 う~ん…、それはそれで困るんダよなぁ…。

 正直、私のセンスは良くないと自負してる。だって、地球に居たときは基本的に適当なシャツに短パンを着てるような人間たったんだよ?

 うんうん唸りながら店内を見て周ってみると、1つ目についた服を見付けた。



 フードの付いた、マントみたいな服が隠れるようなやつ。

 これを服と言っていいのか分かんないけど、スゴく私好みの感じで、カッコいい。

 それに、もうこれで隠しちゃえば良いんじゃ?何て考えが無いとは言い切れないけど…。


「良いんじゃないですか?」

「うん。そういうのも似合うと思う。」


 ダリアさんが手にとって、店員さんを呼んだ。

 思ってたよりも簡単に決まったし、すぐに買うものの中に入っちゃった。


 唖然としてポカンとしてる私に、いつの間に次の服を見に行ったのか、バーベナさんが話しかけてきた。


「それなら~、これとか合いそうだけど…。」


 あぁぁ…うん。

 まだまだ終わりそうに無いなぁ……。

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