新しい、村。
この間の薬草採取から少し経って、今日ようやく新しい村に着くという。
といっても、村に行く目的としては、減った物資の補充やら、私の寝袋の購入やらで、買い物をするくらいしかないから、長く滞在はしないらしい。
私も追加で水筒買っとこうかなぁ…
何故だか知らないけど、水筒の中に何かしらが入ってて、現在使えない状態だから…。
何てことを考えながら馬車の中でボーッと日課の黒胡椒をジャラジャラしてたら、村の門が見えてきた。
村に入る所で、門兵のお兄さんが馬車を停めた。
「1台なら銅貨5枚だな。」
「これでいい?」
「商売か?」
「いや、滞在だな。」
通行税みたいなものかな?
ベリーニ村に着いた時は特に無かったけど、この村だと取ってるのかな?
レバーリーフさんが銅貨を5枚門兵さんに渡して、通してもらう。
「通行税ですか?」
「ああ、馬車だからな。」
「へぇ~。商売とか、なんとかって?」
大体予想はついてるけど、少し気になったから聞いてみた。
「大きな町とかだと、商売が禁止されてるものとかがあるから、商売なら積み荷を見せるのが良くあるんだ。」
ただ、この村だと少し違うかもだけどな。小さい村とかだと、村として足りない物を買いたいとかそんな感じだと思うぞ。
小麦が足りない村なら、商人から優先的に小麦を買いたいからな。
「なるほど…確かに。」
村に入って一番最初に向かったのは、私がベリーニ村で過ごしてたみたいな、少し大きな空き地…宿泊スペースに馬車を停めた。
これから、今回の滞在するスペースを整える係りと、買い出しに行って物資の補充する係に別れて行動するらしい。
私とダリアさんが買い出し係になった。
こういう物資補充の為の滞在は、冒険者…というより、旅をしてる人はよくするらしい。
今回は私が食べ物担当で、ダリアさんがその他の物質担当になった。
というより、立候補した。
だって、異世界のお野菜気になるし、お野菜以外にも小麦粉とかあれば、麺とかパンとか作れるだろうから。
経費として、銀貨3枚を持たしてくれたけど、本当に私ひとりで大丈夫かなぁ?
この世界の相場とか分かんないよ?それに、どんな物を買えばいいのかとかも…。
最悪足りなかったら、私のポケットマネーというか、罠とかで稼いだお金使って買うけど、寝袋とか水筒も買わなきゃだし…。
それらを買うとなると、多分私の手持ちが大体銀貨1枚くらいになるかな。
銀貨1枚が私一人だけなら、一週間くらせるかどうかくらいの量だから、銀貨3枚って絶妙に大金なんだよね…。
う~ん。
まぁ、いいや。とりあえず買い物へ行こう。色々買わなきゃだし…。




