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僕の恐怖カルテ  作者: 通りすがりの気分屋


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ファイル1 20XX/0X/XX/1:09

主人公(やまだ ゆう)の話した内容「」

工藤明香(くどう あすか)の話した内容『』

斎藤和馬(さいとう かずま)の話した内容[]

四宮佳奈(しみや かな)の話した内容〈〉

上川頼人(かみかわ よりと)の話した内容【】

僕は夢を見ていた。音のなく何も感じない暗い部屋に1人でいる夢を。上も下も今立っているのかどうかもわからない、そんな夢を。しかし唐突にそれは終わりを告げる、僕の腹の中から何かが溢れ出し僕の意識は薄れていく。そして冷たい感覚を体に感じたところで僕は目を覚ます。

目を覚ますと僕は床に倒れていた。床の冷たい感覚が肌に伝わってくる。目の前には今まで何度も見た見慣れた光景が広がっていた。

どうして。そんな考えが頭の中をよぎるがそれはだんだんと薄れていった。なんでこんなことを思ったんだろうか。

あたりを見渡すとベットが5つ置いてあった。そして一番気になったのは自分以外の人が4人それぞれのベットで横になっている事だった。

「なんで僕だけ床に…と言うかこの人たちは誰?」

自身の寝相の悪さを忘れつつ数分の間僕は思考していた。

『ここは?』

そう言い彼女は起き上がる。僕が起きてからは少し時が経った,そして僕と同じような反応を示す。その後他の人たちも起き上がり、今起きていることの整理をしようと1人が言い出したので話し合うことにした。

[俺の名前は斎藤(さいとう) 和馬(かずま)、普通に和馬って呼んでくれていいぞ。俺は家で寝てたんだが目が覚めたらここにいたって感じだ]

〈うちの名前は四宮(しみや) 佳奈(かな)、あんま初対面の人に名前呼びされるのはやだけど呼びたいんだったら呼んでもいいよ。うちは学校で課題の居残りさせられてたんだけど疲れて寝ちゃって気づいたらここにいたってわけ〉

【自分は上川(かみかわ) 頼人(よりと)って言います、頼人って呼んでください。自分は斎藤さんと一緒で家で寝てたらいつのまにかここにいたって感じです】

『私の名前は工藤(くどう) 明香(あすか)です、明香って呼んでください。私はその、お風呂に入っていたんですけど気づいたら寝てしまっていてここに…』

そうして彼女たち4人は自己紹介を終え、僕の番が回ってきた。

「僕の名前は山田(やまだ) (ゆう)です、優って呼んでください。僕は直前まで何をしていたのかあまり思い出せなくて、すみません」

[これで全員軽くだが自己紹介が終わったな。それで本題に入るんだけどここってどこなんだ?]

【そんなの分かりませんよ、逆に教えてほしいくらいです】

〈まじ、このあと友達と予定あるのに最悪ー〉

『とりあえず外に出てみない?この部屋にずっといても埒が明かないわけだし』

(ザザザザ‥)

そうして僕たちが外に出ようとしたタイミングで放送が鳴った。その音は放送機材が壊れたような砂嵐の音だった。その時ふと僕は教室にかかっている時計を見ると時刻は1時になっていた。が僕の目に映った時計は普通の時計ではなかった。その時計は12時間で1周するような時計ではなく、24時間で1周する時計のようだった。僕はそのような時計を見たことがなかったので興味本位で時計の真下まで来ていた。するとそこにメモ用紙に文字が書かれているものを見つけた。内容は

《時計の針が1周するまでにこの歪んだ世界から逃げよ。さもなくば…》

そのメモを見た僕は他の人たちにもそのことを話すため後ろを振り返った。しかしそこには誰もいなかった。

「みんなどこに?」

扉を開け、僕は部屋の外へと出た。辺りを見渡すと診察を待つための椅子だったり、内科などの看板が目に映った。

「この部屋を見てから思ってたけど、ここって病院なのか?」

僕がここを病院だと確信出来なかったのは、ボロボロの壁や明るさのあまりない蛍光灯、そして何より人気がないことが理由だった。

そんなことを思いながらもあすかさん達を探すために歩を進めた。

しかし探しても彼女達の姿は見つからず、その代わり僕は青白く光る古いパソコンを見つけた。

「こいつ動いてるのか?」

画面に大きく白い文字でEnterと書かれているパソコンを見ながら僕はつぶやいた。

興味本位に僕はEnterボタンを押してみた。

すると画面にはファイル画面が出てきて20XX/0X/XX/1:09というファイルが勝手に作られた。

「なんだこれ」

わけがわからなくなり僕はパソコンから離れた。

すると1本の病院特有の長い廊下の先で人影が見えた、あすかさん達の誰かだと思い僕はその人影に駆け寄った。

しかし、僕の足は途中で止まった。なぜなら、そこにいたのは体の一部を包帯で巻いた人のような何かだったからだ。

そいつは僕に気づいたのか、こちら側へ向かってきた。

「マジかよ!」

僕は踵を返し逃げ出そうとしたが床は走りにくく、転んでしまった。

「いった‥」

立ちあがろうとした時には僕の背後には化け物がいて、僕は振り返り、そいつと顔を合わせた。

何本もの鋭い牙と焼け焦げて変色したかのような肌、痩せ細ってまるで病死したかのような姿に白いナース服という異様なものに違和感を抱き、僕の意識は途絶えた。

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