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帰還する。

後少ししたらもう1話出します。

お待ち下さい。



一方その頃、学院にて



「ウィルに最近会ってないな……今日行くか!」


 ルイスが授業の終わりに飛ぶように、クラスを出てダッシュで特待生の寮に向かう。


 他学年の特待生に「一般生w」と笑われつつも自分の中では俺の方が強いと思い聞かせて全て聞き流していた。

 特待生には階段とは別でエレベーターも用意しているが、待っている時間がやかましいと感じたルイスはボタンを押したがすぐに階段へと向かった。


 ウィルの部屋の廊下に着き、近くに来た途端、ウィルの部屋から女性が出て来た。

 一瞬、ここはウィルの部屋ではないと思ったが、間違い無く合っている。

 ルイスはウィルに彼女が出来たのかと少し驚きながらも、そっとウィルの部屋のドアを開けようとする。


「鍵、かかってるわよ」

「誰?」

「あなたこそ誰?」


「…俺は普通科のフェールイス、」

「ああ、君がウィルのよく言ってたルイスなのね

 私はウィルと同じクラスのイリム=スターライト、」


 ルイスは何故イリムがウィルの部屋の鍵を持っているのか気になっていた。

 でも考えられる理由なんて一つしかなかった。

 ルイスは戸惑いもなく、なんなら嬉しそうに聞いた。


「もしかして、アイツの彼女なのか?」


 元気な声で、そんな事を聞いてくるのかと驚いたのか、少し戸惑ってしまっている。

 しかし、何ともその顔は恥ずかしいではなく照れているようにも見える。

 そう思っていたのも束の間ですぐに冷静な顔に戻る。


「い、いや全然、私があいつと付き合う訳……

 ただの友達?だわ」

「へぇー」


 ルイスはイリムの顔を見て、嬉しそうに呟いた。

 その顔を見てイリムはすぐにその場を去ろうとした。


「それよりウィルはどこに行ったんだ?」

「洞窟よ、お金が必要になったみたいで1人でハンターやってるみたいよ」


 その返答にさっきまでの余裕そうな声色は消え、焦った声でがっつく。


「おい!本当にあいつ1人で洞窟に行ったのか?」

「ハンターの中で戦友ができたとかは知らないけど、私が知ってる限りでは単独なはずよ」

「………くそっ」


 ルイスは考える暇は無かった。

 直ぐに行動を起こした。


「どこに行くの?」

「ギルドに向かう!教えてくれてありがとう」


 そうして、ルイスは超高速移動で1番近くにあるギルドに向かった。





洞窟にて


 俺は先には進まず、この4階層をもう少し探索して帰ろうと決めていた。

 時間も余裕が無い。

 

 疲れた。

 俺は力が弱い。

 1人では何も出来ない、はずだった。


 しかし俺は俺の力で魔石を見つける事が出来た。

 とても嬉しい気持ちで溢れている。

 自分も何か出来るという事だけで俺はその場の感情を満たしていた。


 その後も散策をするものの正直身が入らない。

 

「凄いな、魔石は持ってるだけで強くなった気がするな」


 やはり魔石の効果は凄いと感じる。

 これを武器に搭載すると、鬼滅の刃の呼吸見たいな攻撃を高水準で実現できるって事なのか。

 さらに、片手で握れてしまうレベルの大きさしか無いから、それは高価なのも頷ける。


「普通にこの魔石をプレゼントするのでもありなのでは」


 この魔石を金貨に変換して使うか分からない物をあげるよりかは確実に金にもなるし、もしかしたら、使ってくれる可能性だってある魔石をあげた方がルイスも喜んでくれると思った。


 日本では、そういうイベントで貰ったものには必要かどうかではなく渡されたという事に大きな意味を持つというのが通例。

 

 まあ、俺は彼女出来た事ないし、バレンタインだって母親か祖母にしか貰った事ないし、誕生日プレゼントの現金で好きなの買っておいでだったからその気持ちはよく分からない。


 でも普通に魔石をプレゼントって考えれば、金にもなるし、武器にもなる。

 最高だ。


 ならこれ以上欲張る事もない。

 何人かが諦めたのか採り終えたのか、上に通ずる魔法陣に向かう人を見かけた。

 俺も頃合いかと思い、戻る事にした。


「あれ?君、ギルドで潰されてた人だ!」


 後ろから聞いた事があるような声がする。

 振り向くと俺が前に見た女性ともう1人は大柄の声がデカい男性、ではなく鋭い目つきをした男性だった。

 任務とで変えているあたりプロ意識を感じる。


「2人も帰りますか?」

「まあね〜ここは思ったより魔石多く無かったし、時間が勿体無いかなってね」

「……はあ」


 洞窟の中に数時間いたのに疲れを見せない話し方をする。

 ここはD級の洞窟、この人達も高くてC級のハンターだと思うのだが、それよりもっと強いオーラを感じた。


「隣の方は任務中だと静かになるんですね意外です」

「ううん、オルトはこの見た目のくせにクールなキャラが好きなのだから普段はうるさいけどね、面倒くさいよね」

「……はあ」


 聞いているだけでも疲れてくるので、俺は「はあ」とため息見たいな返事をする。


「……戻るぞ」

「だから!そう言ってんじゃん!」


 2人のやってる事はまるでコントみたいだ。


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