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結果

本当にすいませんでした。


 

「お疲れ」


 転移石から俺たちが現れると女教師の1人が待ちくたびれていた。

 想像以上に俺たちが帰ってくるのが遅かったみたいだ。

 しかも、イリムは俺に背負われているから何故これで警備の人に止められなかったのかも不思議だったのだろう。


「イリムは無事か」

「……はい、取り敢えず救護室に向かわせて下さい」

「いや、お前達も疲れただろう

 イリムは我々に任せてもう休め」


 そう言って、教師の人が係員を招集しイリムを運んだ。

 一息ついた所で、先生から話を聞かれる。


「何があったんだ?」

「張り切りすぎました、な?」

「ん、ああ……頑張っちゃいました」


 2人は隠しているが、普通にお見通しの様で、先生は睨んでくる。

 

「何があったんだ」


 その言葉に気押されてワノンはこっちを見てアイコンタクトで話して良いか聞いてくる。

 俺は大丈夫だと伝える。

 正直そこまで大きな問題では無いし、どうせ見られてるんだから仕方ない。


「魔人が現れまして……あ、人の方です

 それで、イリムがやられそうになって今って感じですね」

「警備の奴はどうしたんだ?」


 ここからは言っていいか微妙なとこだ。

 ワノンは喋らなそうだ。

 良い奴だな、これを言ったらまあ減点だ赤点にはなる事は無いだろうが、これはクランやギルドにも伝わるから印象は悪くなるのは免れない。


 まあいいか。


「俺とイリムが無視しました

 2人で問題なく倒せると判断をしてしまいました。

 ワノンは前からの戦闘でかなり疲れてたので指示に従って動いてないです」

「ワノン、それは本当なのか」


 ワノンは少し間を開ける。

 そして、ここは言ってる事を合わせた方が良いと思ったのかしっかり正しい事を言った。


「……そうか分かった

 魔人を倒したのは良くやった、だが無茶をするのは寿命を縮める事になる

 まずは自己管理をする事

 疲れてるのに、申し訳ないな、これで終わりだ、ゆっくり休んでくれ」


 こうして、俺達の班の中間試験は終わった。



 ―評価―


 イリム=スターライト 総合評価B+


備考

 ・全体的に班の討伐数に大きく貢献

 ・近接戦闘は、A級ハンターとも大差を感じない動きでスピードはとても優秀

 ・弱点を理解しており、対多数の戦闘も可能

 ・少し崩れたモンスターを見逃さずに仕留めている

 ・常に冷静だが劣勢になった時に集中力を欠いてしまい、単独行動を取る恐れがある



 ウィルフレッド=ユグドラシル 総合評価B


備考

 ・かなり補助よりの魔術師でありながら殲滅能力が低めで治癒魔法が使用できない

 ・動きも索敵も平凡で目立った所は無い

 ・全体的な貢献度は低い

 ・イリムと同様に警備を無視したが魔人の討伐に成功、魔術と剣術に長けている様には見える

 ・少数戦闘が得意


 

 ワノン=ルガディア 総合評価A


備考

 ・補助役の魔術弓使い、索敵能力も優れており、射撃技術も優れている

 ・全体的な貢献度は非常に高い

 ・班の中で唯一冷静な判断が出来ており、状況判断もできる

 ・剣術は得意では無いが、弓使いとしては十分な実力を持っている

 ・やや体力不足を感じる


―――



 テストが終わり、翌日になったが、昨日が疲れすぎて、何もやる気が起きない。

 しっかり休めと言われているし、今日は勉強も一切せずに自由に過ごすと決めていた。


 ストレッチを一通り終え、少しベットで横になっていると、ドアを叩いている音が聞こえたので、そっとドアを開けるたら、イリムがいた。


「何しに来たんだ?」

「……別に」


 なら来るなよ、ってつっこみたくなったが、ルイスでは無いのでグッと抑えた。


「昨日の今日なのにその服って事は授業に出たのか?」

「ええ、最初だけ」


 本当、良くやるよと感心してしまう。

 休む事も大事だけど。


「それと……これ、昨日の試験の評価」

「ありがとう」


 手渡された紙には評価が書かれていた。

 結果としては「B」ちょうど真ん中くらいっ感じか。

 しかし、読んで見るとほぼ全て良く無い事書かれている。

 なんだ「平凡」って書きすぎやしないか。

 この評価してる奴は俺の実力を正当評価してないではないか、戦闘中にも一応、見える魔法と見えない魔法を使い分けてたのに、こいつらにも見えてないのかい。


 よく、魔人を倒したってだけで、Bまでいけたものだ。


「ちょっと見せてくれないかな」

「……いいけど」


 見てみると、「少し崩れたモンスターを見逃さない」と書いてあるがその崩したの俺なんだよな、普通に考えて不自然だと思えよ。

 俺は内心でこの評価に不満を持ちつつもBだからギリ許した。


「ワノンはどうだった?」

「Aだった

 今日は来てなかったから渡しに行ったから」

「そりゃ当然だな」


 少々の沈黙が続く。

 イリムも無策でここに来ているから話す事が特に無い。

 彼女自身も今日は何もする事が無いと言うか、する気力もないのだろう。


「あの……そのありがとう、色々」

「気にしないでいい

 まだ自分は動けるのにあんなに頑張ってる人がいて動かない方が恥ずかしい、俺が決めた事だから」




 


 

休ませてもらいます。

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