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敗者一次試験


 あれから、全試合が終わり、脱落の中で謎の振り分けをされる。


 敗北者は全部で80名。

 80名の中から学院の方からチーム決めをされた。

 やはりグランは経験者だった。

 ここら辺の話を全部俺にしてくれた。


「ここからは完全な実力が物を言うから俺らは有利って訳だ」

「どう言う事……ってかお前ボロ負けだったじゃねえかさっき」

「それは置いといて

 最初にテストがあっただろ、あそこでは1発合格と合格、不合格に分けられるここで1発合格になった者は別として、合格した者の中で成績を「良い」「普通」「微妙」で分ける

 その中の微妙を貴族と試合に当てる

 つまりお前はギリで合格した要らない奴と言う分類な訳

 因みに貴族は試験は免除ね」


 言ってることの筋で言えば通っているが、何故こいつがここまで知っているのか理解出来ない。


「ボックス分けてただろ?貴族を引く時だけは微妙のボックスから引いてる

 まあ、普通はそんなの気にならないからな」

「それ本当なのか?」

「あくまで俺が辞めた教員脅して聞いた事に過ぎん、嘘をつかれてるかもしれんからな…

 恐らく敵同士、まずはチーム対チームを互いに決める。

 そこで対決をしてひたすら強い者を求める」


「本当にどうしてここまで知ってんだよ?」

「まあ、俺も今年ラストだし、特に隠さなくてもいいか」


 そう言って、もっと俺に近づいて、小さな声で話す。


「俺、お前と全く同じ様に貴族の奴に何も出来ず負けたんだよね

 そんで、敗者ルートから合格したけど辞退した

 この試験が1番楽しくてな、所謂受験荒らしって訳だな

 ここで強そうな奴と戦って落とすのが最高なんだよ」


 俺は頼りにはなるが心底こいつを軽蔑する。

 

「やっぱ敵チームだお前となら入っても楽しめそうだな」


 そう言って笑いながらあいつは仲間の方に行った。


「俺のチームは……」

「えと……フェールイスさんですよね」


 相手から来てくれた。

 話し方も丁寧で好感が持てる。見た目もあいつとは違って綺麗で好青年って感じだ。


「うん、君がチームの人かな」

「よろしくお願いします!俺アーノルドって言います!

 さっき話しかけにくくて」


 アーノルド……ウィルの父と同じ名前だ。

 年齢も15であいつと同じ、、全然違う。

 

「悪かったな

 よろしく、お互い合格目指そうな!」


 取り敢えず、俺は誰かに話しかけるのはめんどくさかったので、誰かが対戦を申し込んでくれるのを待っている間はアーノルドと話をしていた。


「やっぱり、アーノルドはそこから来てるのね」

「はい!だから伝説の方が在学されていたと言うここに何としても入りたくて……」


 目標も子供らしくてこっちまで笑顔になる。

 あいつみたいな荒らしでは無くこう言う人が受かるべきだと思う。



 

「おい、そこの2人試合やろうぜ」


 俺がいいよと言おうとしたら、二人は少し下がってコソコソ話し始めた。


「ちょっと待て、こいつアーノルドだぜ強いんじゃ無いか?」

「いくら強いったってもう1人はすぐに負けた奴だ

 すぐにこいつ落として、2体1なら流石に勝てるだろ」

「分かったいいね」


 話がまとまったのか、やはり対戦を申し込んで来た。

 勿論俺達は了承する。


 場所を移して、試合がすぐに始まると同時に二人が俺に突撃してくる。


(遅いな、)


 俺は想像以上の遅さに少し焦ってしまう。

 あまり強いところは見せたく無い。

 すると、1人をアーノルドが受け持ってくれた。


「1人は俺に任せて下さい!なのでそっちは頑張って耐えて下さい」

「任せろ」


 とは言え、俺と対峙した方は遅いけどなかなかにやる奴だ。

 魔法もある程度使える両刀だ。

 しかし、魔法は初心者に毛の生えた程度俺が気にするレベルではなかった。


「うおおおおおっ」


 剣を上に上げ突進してくる。

 剣で来るならこちらも剣で応じる。


「おらおらおらおらあ!!」


 凄まじい勢い、俺はいい感じに押される。

 

(頼む早く倒して助けに来てくれ、)


 正直こいつと俺では相手にならないが、割と接戦の様に演出をしている。

 少しだるかったので、風魔法で吹っ飛ばす。

 それと同時に


「うおりゃあ!」


 アーノルドが相手を撃破していた。

 こっちに加勢してくる。


「助かったぞ」

「いえいえ耐えてくれてありがとうございます!」


「くそがあ!!

 どうして勝てないんだお前は弱いはずだろうがああ」


 情け無い叫びと共に俺達は勝利を決めた。

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