【第四章】攻撃力・防御力1の俺でも、もしかしたら世界を救えるかもしれない。

攻撃が弱くても、体が弱くても…攻撃を受けなければ負ける事はない。

死んで、俺は転生した。

何度も何度も人生をやり直して来た。
全部しょうもない人生だ。
しかし今回こそはもしかしたら、、、
俺が持ってる数少ない力は前世からの捻くれた厨二病性格に膨大な魔力。

そのまま俺はすくすくと成長、、した訳では無い。
今回の転生ではまさかのエリートハンターの両親の元に生まれた子供だった。
1歳になる頃には魔術の練習をさせられ、2歳を過ぎてからは父と朝からトレーニング、5歳になったら筋トレも始める。
こんな英才教育をしてたら普通、それなりの強さになってハンターとして活動ができると言われている12歳からはすぐに頭角を現し注目されもしかしたらチヤホヤハーレム、異世界転生のご都合主義展開待ったなし！！

　だっただろうな。
　まあ、そこは残念ながら俺。
　勿論いくら鍛えても、身体能力、魔術操作、使用魔術が増えても結局、与えられる攻撃は1だし防御もムキムキになっても変わらず1だ。
　それでも今までに比べりゃ体の成長は早いか、
　しかし俺の転生は見事にハズレのようだった。

　才能のない俺でも誰かの為にそして自分自身の為に常に死にかけながら何とか強くなって生き抜いてやる！

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