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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

耽美奇譚

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

耽美奇譚です。勿論際どく奇妙な話。

幼い頃に遊んでいた異常な人形遊びの助長。

それ故のガールズラブです。


え、グレーゾーンでは( '-' ) 本編も後書きも( '-' )

昔、私の家には着せ替え人形があった。ギンガムチェックのワンピースだけが唯一の衣服。それをただ着せたり脱がせたりして遊んでいた。

他に衣装が無かったからかも知れない。けれどもあの人形の衣類を毟り取る瞬間が一番私の心を擽った。可愛い成りしたあの子が身ぐるみを剥がされて、歪な球体の関節を晒される。それをくまなく永遠と眺め続けた。平たい胸も、肉のない太腿も、全て。それに飽きたら腕を縛り上げて、一晩中、片付ける事無く放置する。その事に堪らない興奮を覚えた。

幼い頃の異常な性癖故なのかも知れない。何時だって私は醜い自分の顏よりも、圧倒的に美しい顔の女を好きになった。行動を共にし、口付けを交わし、情を交わす関係。その女の衣類を引き剥がすのは何時だって私だった。幼い頃にしたように、乱暴に、乱雑に引き剥がし、遠くに放り投げて放置した。

「貴方は何時も私を剥いた後に何もしないのね」

「そういう君こそ燃えているだろうに」

「昔からの趣味なんだ。綺麗な物を引き剥がして、一晩中放置するのが好き。真っ暗闇の中で一人寂しく待っているのを考えただけでゾクゾクする」

何時もの様に肌を合わせる前に衣類を引き剥がして、遠くの方へ放置した夜。彼女はシャツを一枚だけ羽織った状態で、興奮に目を輝かせていた。

綺麗な顏をしたこの女も、異常な性癖の持ち主だった。相手から身ぐるみを剥がされる事に興奮を覚える。そうして何をされるまでもなく視姦をされると蕩けそうな顔で笑うのだ。それはまるで、幼い頃にベッタリと飼い慣らしたあの人形の様だった。

「唇以外に触れられるのが嫌いなの。吐いてしまいそうな程嫌悪感を覚えるの。でも衣類なら構わない。全て毟られたい。触れられる事無く軽蔑した視線を一身に浴びたい。其れこそが私の情交なの」

はしたなく舌なめずりをすると、私の醜い視線に身を震わせた。そんな事をされたら堪らない。幼い頃に弄られた加虐心が目を覚ます。

「好きだけど見詰めたら、君を縛って暗闇の中に放置してしまうね」

「はぁ……」

女の顔は被虐に歪んでいた。

作者もしっかり異常です。

狂人の一端が見たい方のみ宜しくです。


そういや昔あった気がする着せ替え人形。

子供ながらに残酷で、乱暴に扱うのが好きでした。

衣装の解れを見ると縫うどころか、指で引き千切る。

ブチって感触が堪らなかったあの時。

履いていた靴を握り潰す。折り曲げる。

曲がるんですよ。ぐにゃって。楽しくて爪を立てる。

衣類を全部引き剥がして、鍵の掛かる箱の中に閉じ込める。

翌朝まで放置してほくそ笑んでました。


一度加虐心に火が着いたらもう止められ無いんですよ。

あるのは加速と破壊のみ。

こんなんだから耽美奇譚がシリーズ化するのでしょう。

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