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魔導のファンタジスタ  作者: ルジリオ
一章 魔導学院、入学へ
63/130

レイカ、再び立つ

「き、決めた! やったわ!」

 シュンが放ったシュートで同点になり、観客席にいるレイカは大喜びで思わず小さくガッツポーズをした。

(逆転されたときは心配になったけど。まあ杞憂だったわね、シュンがそう簡単に負けるわけないもの)

 先程の険しい表情から一変、嬉しそうにフィールドを眺めていた。

 シュンならば敗北必至な状況でもひっくり返せるだろうと思っているレイカ。コンビを組んだからこそ彼の実力を認めている。

「Aクラスチームからしたら自慢の領域魔法が突破されてしまったことに焦るでしょうね。だからもう一回攻撃を仕掛ければ」

 このまま勢いに乗って再度点を取りにいけば逆転もあり得る。

 レイカはサッカー部が勝つことを心の中で応援した。


「や、やられた……」

 ゴールの中にあるボールを見つめながらフェネクスは歯を食いしばって手を強く握りしめる。

 シュートを決めさせてしまったこと、その不甲斐なさに怒りを抱いていた。

(シュンのシュートを止めたと思って……そのときに気を抜いてしまった。シュンのゴールへの執念に、私は負けてしまった……クソっ‼)

 自分がシュンをマークしてながら、結局フリーで打たせてしまった。一度防いだ後に、すぐさまボールを追いかければシュンのオーバーヘッドキックを放つ前にボールを奪えたはずなのに。

 己のミスが失点につながってしまった。そのことに、怒りを抱いているのだ。

「ハァ……ハァ……」

 地面に倒れ込んでいるシュンが激しく息切れを起こす。

「シュン! よくやったな! 決めてくれると信じてた!」

 サッカー部のみんなもこの一撃に歓喜しながら、同点打を叩きだしたシュンに賛美の言葉をかけようとする。

 負けかけていた状況から引き分けにまで持ってこれたのだ。

 この勢いに乗れば逆転して勝てる。

 誰もがそう思った。

「うぅ……ゴホッ!」

「なっ⁉」

 その時、シュンは体をうずくまって大きな咳をこぼした。

 そしてサッカー部のメンバー全員はすぐさまシュンの容体を確認しにいく。

「まさかシュン、魔力が切れかけて……」

「シュン君!」

 この状態にマデュランは思い当たる。

 シュンの体内にある魔力がつきかけている。魔法の連続使用によって一気に魔力が消費された。

 クアトルがシュンの異常に気づいてすぐさま駆け寄る。他のサッカー部のメンバーも来ていた。

「ま、まってください」

 するとシュンはよろよろになりながらも立ち上がって、

「だ、大丈夫です……試合の終わりまでは持ちますよ」

 背筋を伸ばして軽く飛び跳ねて何も問題がないとアピール。試合後半もプレイするという意志を見せた。

 だがそれがやせ我慢であることはサッカー部の部員なら誰でもわかる。

「確かに体の調子は悪いけど、試合の終わりまでなら持ちますって。それに俺がいなくなったら十人で戦わないといけないじゃあないですか。人数不利で勝てるほどAクラスは甘くないですよ」

「シュン……」

「いや、でも…」

 ようやく同点になったこの状況、一人人数いなくなるのはあまりにもきつい。

 しかもフォワードであるシュンがいなくなるのはサッカー部の攻撃力が大幅に弱体化してしまう。

 そうなれば今度はサッカー部は防戦一方となってしまい点を取るチャンスがなくなってしまう。

 だがそれでも心配そうに見守られるシュン。それほど調子が悪くみえるのだ。

「やはりダメだ。下がってくれシュン。もし今の状態で魔法でも喰らったら、大怪我をしてしまう。治療士でも治すのが大変なほどの怪我を。だからベンチに下がってくれ」

「だな、安心しろって。ここまでお前に頼ってきたんだ。試合終わりまで俺たちで頑張るからよ」

「でも!」

 これ以上のプレイは無理かもしれない。でも自分はサッカープレイヤーだ。魔法は使えなくてもまだ体は無理をさせれば動かせる。

 こんな場面でベンチに下がるわけにはいかないのだ。

「――えっ?」

 そして観客席から見ていたレイカもシュンの異常な様子に困惑。立つのも困難のように見えるほど疲れ切っている。

 サッカーが得意なシュンがあそこまで疲労しているのはおかしいとレイカは感じている。

 たとえ一点をもぎ取るために全力でプレイして息が切れることがあっても、他人に支えられなければならないほど疲れているのはやはり異常だ。

「……まさか魔力がきれかかっているの?」

 シュンの異常な疲労について必死に考えていたら、シュンの体内の魔力切れではないか、とそう思った。

 自身も魔法の練習でつい張り切りすぎて、体調を崩したことがある。

 あのとき起きた症状と今シュンの体に起こっている異常とそっくりだ。

 だとしたらサッカー部にとって今の状況はまずい。

「同点にはなった……でも今のシュンの体調じゃあ」

 試合の時間はまだある。

 あの悪い体調で試合終了まで動けるのか。仮に動けたとしても魔力が少ない以上魔法を使うプレイングは出来ないはずだ。

 さらに試合も終了間近でサッカー部メンバーのスタミナも消費されており全力でプレイしてもキレのある動きはできないであろう。

 考えれば考えるほどサッカー部に勝ち目はほとんどない。あるとするなら延長を乗り越えてからのPK勝負くらいしかないほどだ。

「……」

 レイカは知っている。

 この対決は勝った方のチームがエルドラド魔導祭で出られるだけの勝負ではない。

 もしサッカー部が負けたら、シュンはこの学院から去らなければならないことを。

 このままではシュンはこの学院からいなくなってしまう。

 まだあえて数回しか話をしていないのに。

 再び出会えたのに。

 このまま観客席から見守っていていいのか。シュンがこの学院から去ること黙って見送っていいのか。

 それは、違う。

「ええい! なんとかなれ! このままじっとしているなんて性に合わないわ!」

 観客席から離れてフィールドに向かうレイカ。

(私はサッカーよりも自分の家を継ぐことを選んだ。だけど、だからといってシュンがこの学院から去るなんてことは認めてないし、私は嫌だわ)

 これは自分のワガママだ。

 自分はヴィルカーナの名を継ぐにふさわしい貴族となるため、サッカーよりも魔法薬に関する知識の勉学に励んでいた。全てはヴィルカーナ家をより繁栄するために。

 だけど、今だけは許してほしい。

「私は……シュンを見捨てるなんてできない。本当は彼ともっと話がしたい。たとえこの先彼とサッカーができなくてもこの学院で級友であり続けたいの!」

 ――友を救うために今一度、このフィールドに立つことを。




「君たち、なにか問題があったのですか?」

 一方、サッカー部はシュンをベンチに戻すかどうかを話していると審判がやってくる。監督であるクアトルがフィールドまで着てサッカー部のメンバーを話し合いをしていたため、何かあったのか心配になってやってきたのだ。

「いや、そのなんでもないです」

「待てシュン、問題あるだろ」

 シュンが首を振って問題なしと伝えようとしたら、リンナイトがすぐさま否定する。

「なんとしてでも俺は試合に出る! たとえ先輩が止めても!」

「シュン君、体の調子が悪いでしょう。無茶をしないで」

「……監督、頼む。最後までこのフィールドにいさてくれ。ひょっとしたら、この学院でできる最後のサッカーになってしれないんだ」

「そ、それは……」

(それを言われると……なんの言葉も返せないじゃない!)

 なんて卑怯なことを言うのだろうか。教師として、このチームの監督としてはシュンをこれ以上出場させたくないのに、彼を最後までプレイさせてあげたいと思ってしまう。

(……そっか、だからベンチに下がりたくないのね)

 彼の思いを聞いたクアトルは悩んでしまう。

 シュンをベンチに下げるか、それともそのままプレイを続行させるか。

「サッカー部の人たち、何かあったんですかね」

 そんな言い合いをしている様子をAクラスのチームは遠くから見ていた。

「……みんな、シュンの顔を見ろ」

 シュンの体調に誰よりも早く気付いたフェネクスはそう言った。ほかのメンバーは言われた通りシュンの顔を見る。

「えっ? えーと……あれ、ひょっとして魔力切れ間近になっているんじゃあ」

 Aクラスの生徒たちはシュンの表情を見て、シュンの体内の魔力が切れかけていることに気づいた。優等生ぞろいのAクラスなら魔力切れの状態になっていることなんてすぐに気づく。

「こりゃあ無理だろ。傷の回復はできても魔力の回復は試合が終わるまでしてはいけないからな」

 エルドラドのマジックサッカーにおいて魔力を回復する薬品を試合中に使用するのは禁止されている。試合の途中で行ってしまえばドーピング行為をされて即退場である。

「もしくは魔力を渡す魔法をチームの選手が使用するのは許可されているが、彼らの中にそれを使える魔法を持っているものはいないだろう」

「使えるのならあんなにあせっていないだろうからね」

 もっとも仲間同士で魔力を分け与える、能力向上の魔法を味方から受けてもらうことは禁止されていない。それらはドーピングでなく、選手の魔法によるプレイングとして認められているからだ。

(魔力を切らさないようにプレイするのもサッカーだ。残念なことだが、シュンはもうこれ以上この場にはいられないだろうな)

 チームにとってはいいことだが、フェネクス個人からしてみればここまで一騎打ちでまともに勝っていないのに彼がこの場から去るのが気に食わないと思っていた。

 だがサッカーはチームスポーツ。キャプテンならばチームが勝つように活躍しなければならない。イラつく気持ちを落ち着かせて、今は同点の場面から再びリードすることを考えることにする。

「皆、シュンはおそらくこのフィールドから去る。だとしても油断せず――」


「待って!」


 Aクラスのチームメンバーに気を引き締めるように言おうとしたその瞬間、一人の女子生徒の声がこの場に響いた。

 声をした方向に誰もが視線を向ける。

 するとそこには氷のように透き通った銀髪の少女がいた。 

「れ、レイカ?」

 レイカ・レクス・ヴィルカーナがいた。

 突然の登場にシュンは驚いてしまう。いつの間にかこのフィールドに彼女かいるのだ。

『と、当然の生徒の乱入⁉ 試合の邪魔は勘弁してほしいですが……』

「サッカー部の皆さん、私はチームに! シュンのかわりに私を入れてくださいませんか?」

「待ってくれよ、君誰だ? いきなり入ってきてさ」

 突然の乱入にサッカー部たちと審判は困惑。観客席にいる生徒と実況のメロエウタも戸惑っている。

 一人の女子生徒がフィールドにやってきたそのようなことを言ってきたら困惑するのは当然であろう。

「あの髪……あの顔つき。まさかヴィルカーナの令嬢か?」

 フェネクスはレイカの容姿を見て気づく。

「えっ、ヴィルカーナって……あのヴィルカーナ家の!」

「この大陸で使われている魔法薬や魔法医薬品の約半分を生産しているっている魔法薬分野においての第一人者って評される……」

「貴族の中でも名家の一族だぜ」

 Aクラスの生徒はヴィルカーナの名を聞いてざわめく。

 この大陸に住んでいるなら誰もが耳にしたことがある、貴族の中でも名家の一族、ヴィルカーナ家。

 その一族の娘がこよフィールドにやってきたら驚くしかないであろう。

「……どうします、監督?」

 マデュランは監督の支持を仰ぐ。

 クアトルは少し考えたあと、レイカに視線を向けて、

「ヴィルカーナさん。あなたはなぜ私たちのチームに入りたいの?」

「シュンは私の友人です。彼の体調が悪いのでしょう。ならば彼の代わりに入りたい、そう思ってきました」

「え、まじ? 村生まれのシュンが貴族の名家のヴィルカーナと?」

「友人って……」

 フィールドにいるほとんどの人がさらにざわついている。

 貴族のレイカと村育ちのシュンが友人の関係になっていることに驚いているのだ。いったいどこで知り合ったのだろうか、そう思って。

 それを聞いたクアトルは頷いて、

「いいじゃない」

「いいんですか?」

「ちょっと来るのが遅れた新入部員がやってきた、ってことにして。断る理由はないわ」

「ありがとうございます!」

 レイカをチームのメンバーとして受け入れることに決めた。

「ちょ、監督? いいんですか? 急にやってきた生徒を受け入れて」

「彼女のやる気は目を見てわかったわ。シュン君のためにここに来た。ならそれを無下にすることはできないわよ」

「そ、それに連携だって取れるかどうか……」

「俺なら取れますよ」

 心配そうに意見を言うトイズにシュンが声を上げた。

「俺はかつてレイカとのコンビを組んだことがあります。ですから大丈夫です」

「いや、アンタはもう魔力切れが近いでしょう。素直にベンチに下がっていなさい!」

「……どうしましょうか」

「こらこら、そちらで勝手に話を進めない。そもそもサッカー部でもない生徒がチームに乱入なんて認められませんよ」

 シュンとレイカをどうするか考えていると審判が止めに入ってきた。

 それは当然だ。急に乱入してくることなんて認められない。そもそもレイカがサッカー部のチームに参戦させるなんてAクラスのチームが認めるわけがない。

 レイカがサッカー部のチームに入ることは試合において不公平だ、そう判断して審判がサッカー部にレイカが入ることを否定する。

「審判、こちらは構わない。彼女をサッカー部チームの選手として認めてくれないか」

 だがフェネクスは問題ないと、レイカがサッカー部のメンバーになることを否定しなかった。むしろ審判にレイカをサッカー部のチームに入ることを認めさせてほしいと頼み込んできたのであった。

「い、いいんですか?」

「ああ、こんな大勢の観客の前に出てきたんだ。勇気ある行動だと思ったよ。たとえ彼女がサッカー部でなくても、私たちは彼女をサッカー部のチームメンバーと認めて相手しよう」

「えーと、他の生徒も同じ考えで?」

「いいですよ。フェネクスさんが言うなら」

「相手が誰であっても勝負を受け入れる。それが私たちAクラスですから」

 ほかのAクラスもフェネクスの言葉に頷いて賛同する。

 自分たちはこの学院のエリート。

 どんな状況であろうと、どんな相手であろうと受け入れる。

 Aクラスチームがいいというのなら審判もこれ以上文句は言えない。

「わかりました。ヴィルカーナさんをサッカー部のチームメンバーとして認めます。どちらもよろしいですね?」

「はい」

「こちらも」

 互いに確認しあう。

 そしてレイカの突然のサッカー部チームへの参加が認められた。


『あのー、こちらにも情報を……あー、審判さんどうも。えーなになに――えっ、サッカー部チーム選手交代! メンバー表にはベンチには誰も――飛び入り参加⁉ なんと! しかもあのヴィルカーナ家の令嬢が!』

「え、ヴィルカーナ家の令嬢って……私と同じクラスの?」

「まじ? 本当はサッカー部に入ってたの?」

『これは盛り上がってきました! わかりました! 選手の準備が整うまで五分のインターバルを取りましょう! 観客の皆さんはしばらくお待ちください!」


「チームのメンバー交代に関してはあとよ! ヴィルカーナさん、すぐにユニフォームに着替えてきて! 部室においてあるから!」

「わかりました!」

「ま、待ってくれ」

 レイカは急いで着替えに行こうとする。その時、シュンがレイカを止める。

 いろいろと聞きたいことがある。

「レイカ、なぜ君がここに……?」

「本当だったら観客席で応援していたけど。シュン、あなたと監督との話、聞いたわ」

「え?」

 監督との話、おそらく試合開始前で部室で話したことではないだろうか。

 まさかあの会話がレイカに聞かれていたとは。

「盗み聞きしてごめんなさい」

「いや、いいけどさ。ということはこの試合に負けたら、俺がどうなることも」

 その言葉にレイカは頷いた。

 チームのメンバーがいるなかで話すわけには行かないと思って、頷くだけで自分は知っていると動きで答えた。

 この試合にサッカー部が負けたらシュンがこの学院から去ることをレイカは知ってる。

「……だからここにきたの」

「そうか」

「ええ」

 彼女がこのフィールドに来た理由を察した。

(俺がこの学院から去ることを、止めに来たのか)

 試合に負ければこの学院からシュンは去る。

 それを防ぐために、レイカは再びサッカープレイヤーに戻ってフィールドに立つことを選んだのだ。

 こんなに多くの観客がいる中で、もしかしたら審判や相手のAクラスチームからサッカー部に加わることを否定される可能性もあったのに、恥を承知でシュンを助けに来たのだ。

「不思議なものよね。私とあなたって身分も違う、生まれ育った故郷も違う。でもこの学院で再会できた。三度目の出会いよ。運命ってものなのかしらね」

「かもな」

 確かにそうだ。

 一度目はオラリマのサッカー広場で、二度目はエルドラド魔導祭で。

 そして三度目はこのこの場所で。

 しかも貴族や魔法の秀才児しか入学できないといわれるマギドラグ魔導学院で出会った。

 本当に、不思議としか言いようがない。

「せっかくこの学院でまた会えたのにもうお別れって悲しいじゃない。一緒にサッカーもしないで」

 決意を秘めた表情で思いを伝えるレイカ。その思いにシュンは嬉しくなる。

 自分がこの学院から去りたくなかった一番の理由は、レイカとサッカーがしたかったのだ。

 試合で戦ったり、一緒にまたコンビを組んでみたかった。

 それが叶うのは喜ばしい限りだ。

「レイカ、助っ人ありがとな」

「礼はこの試合に勝ってからでいいわ」

 そう言って、サッカー部のユニフォームを身に着けるためにこのフィールドから離れる。

(また彼女と、レイカとサッカーができる日がくるなんてな)

 心の中で望んでいたことが叶った。

 そのことにシュンは心の底から嬉しく思った。

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