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7話

碧兎に案内された俺達はマスターが見える場所に座ることになった。


「とてもキレイな所ですわね」


「そうだね。それに」


そう言うと星崎は近くで接客してる碧兎を見て、制服姿カッコいいと少し頬を赤くなりながら言っていた。


「俺はもう決めたから二人も見ろ」


「そうだったね。花蓮ちゃん見よう!」


星崎と九蔵は二人でメニュー表を見てる。仲いいんだなと水を飲んだ。


「私は紅茶とチーズケーキを貰いますわ」


「私はココアとモンブランを貰おうかな」


二人の注文を聞いた俺は早速碧兎を呼んだ。碧兎が来て星崎は嬉しそうに笑った。

注文を終え俺達は寛いでいるとマスターの傍に碧兎がやって来た。


「そうだマスターにはい修学旅行のお土産」


「ありがとう碧兎君。確か旅行先は京都だったな」


「はい!人気の八つ橋に寒天で作った和菓子、美味しそうなチョコ、京ワッフルも買いました」


マスターの手にドンドン積まれるお土産に星崎達は驚いた表情をしていた。

俺は慣れてるからもう気にしてない。


「マスター重そうなのでカウンターに置いていいですよ」


「すまないねお客さん。いや~碧兎君沢山買ったんだね。お店の子達も喜ぶよ」


そう言うと傍に居た店員達も『美味しそう』と『後で食べるね』と言い碧兎にお礼を言った。


「コウにはコレ!」


そう言うと碧兎は京都の寺や神社、観光名所の写真を見せてくれた。

俺は歴史物が好きで休みなどの時は色んな所で写真を撮ったり、話を聞いたりして過ごすのが好きだ。

そんな俺の趣味を知ってる碧兎は写真を撮ってくれたようだ。


「ありがとう碧兎」


「写真ですわね。ここは清水寺ですわね!」


「ああ、778年に開創した寺院だ」


「景色もとってもキレイ!」


「うんすっごくキレイで僕感動しちゃった」


「他にも沢山あるんですね。えっと授業で習った所が沢山」


「金閣寺に銀閣寺、伏見稲荷大社、下鴨神社にも行ったんだ」


「下鴨神社?」


「下鴨神社は京都で最古の歴史ある神社だ。確か最近は縁結びや美人祈願が出来るって人気のスポットだ」


「ああ~だから僕の班の女の子達が寄りたいっていってたのか」


修学旅行の話で盛り上がる俺達の机には注文された飲み物とデザートが届き、早速食べた。

うんやっぱりここのケーキや飲み物は美味しい。



「君たちは修学旅行はもう行ったのかい」


「私たちは来年ですわね」


「行き先は決まってるのかい」


「いいえ先生達で決めるらしいのでまだ決まってないです」


「確か今年は鎌倉だったらしいですわ」


「ドラマとかで人気だったもんね。そうだ花蓮ちゃんはどこがいいとかってあるの?」


「私は美桜ちゃんと一緒ならどこでも楽しめますわ!」


ニッコリと笑う九蔵に秋月はえへへと笑う姿に周りの人はホワホワと癒やされた。





その後俺達はお店を出て解散した。



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