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4話 美桜視点

私星崎美桜と月城碧兎さんが出会ったのは暑い季節の頃だった。


この日は雨が降っていてじめじめとしており、Tシャツが少しじめってしていて気持ち悪かった。

おまけに女の子の日って事もあり、電車に乗っている時に気持ち悪くて学校に向かう駅より手前で降りた。


(う~気持ち悪い。お母さんに電話して迎えに来てもらおう)

私はカバンからスマホを取り出すが、後ろにいた人に当たりスマホが手から離れ、スマホは駅から歩く人々に蹴られ、私はもう駄目だと意識がなくなるその時誰かの手が私の体を受け止めてくれた。


意識を手放す前に見たのは黒のブレザーにカバンに入らなかった大きなパンだった。






目を覚ました時私は駅にある休憩室にいた。

駅員の人に借りたスマホでお母さんに来てもらって家にたどり着いた。


そして次の日に駅員の人に私を助けてくれた人を聞いたけど、彼は名前を言わずに去っていったそうで分かったのは学校の名前だけだった。







私が入ったチアリーディング部は優勝経験がある部活でとにかく厳しいことで有名で、授業が終わった後は7時まで部活で忙しくて、私を助けてくれた彼がいる学校には行くことが出来なかった。

朝駅で会えるかなとあの場所に行ったけど会えずじまい。




私はハァーとため息をついていると隣の席の椅子が引いた音に気付いた。


「おはようございます美桜ちゃん」


「おはよう花蓮ちゃん!」


彼女は九蔵花蓮くぞうかれん有名な会社のお嬢様なんだ!


「美桜ちゃん元気がありませんわね。美桜ちゃんを助けた方にまだ会えてませんの?」


「うん。部活で忙しくて全然会えないよ~」


「それなら私に任せてくださいな」


「えっ?」


そう言うと花蓮ちゃんはスマホで連絡した。


「美桜ちゃん数日お待ちください。この九蔵花蓮必ずや美桜ちゃんを助けた方のお名前、住所、好きな物、嫌いな物、調べてきます」





そんな約束した授業が終わってこの日は顧問の先生の予定があるとの事で、私は彼が通ってる学校に行くと生徒たちがいて私は緊張して彼を探すことが出来なかった。


ハァーとため息をついているとカフェの扉が開き出てきた男性から、あの時倒れる前に嗅いだ匂いがした。




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