1/1
プロローグ
見ていただきありがとうございます。
だらだら連載していきます。楽しんでいただければ幸いです。
(なんて醜いんだろう)
心から軽蔑する。
彼女は忘れてしまったのだろうか。
その体が自分のものでは無いことを。
私は見抜いている。
私はわかっている。
(罰を与えなきゃ)
それが……あの人の望みだから。
狭い部屋。あの人が遺した占いの館。
壁に掛かった一枚の肖像画。
あの人の...リリー・ベリーの肖像画に語りかける。
「きちんと彼女に罰を与えます」
だから心配しないで。
私が。
これは使命。
私だけに与えられた。
「さあ、どんな罰を与えましょうか」




