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空想庭園

【空想庭園】


・青い薔薇〈ブルーローズ〉が咲き誇る庭園


鍵を掛けた檻の中の箱庭


少女は一人 思いを綴る


邪魔など入らない 彼女だけの庭園〈セカイ〉


綴られた空想〈ユメ〉は現実となって庭園に現れる


たとえば……星のカケラを散りばめた甘い紅茶


たとえば……綿雲で作ったチョコレートケーキ


たとえば……薔薇の花びらで作ったシフォンドレス


少女の空想〈ユメ〉は尽きることなく


園内の中央の 噴水のように溢れ出す


願わくば少女自身が


誰かの空想の産物ではないように――――――





(扉が開かれたような音がして 病床の少女は筆を止める


 開いた扉からは優しい母親の顔


「あら、また何か書いていたの?」


少女は彼女の夢の世界〈ノート〉から目を離し


笑って頷く




「私のお友達の世界よ」)


※最初稿:2012/01/24

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