表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
誰が為に生きるのか、それは...。  作者: ゴンドラ翔
5/6

神々の六戦士

連続投稿出来なくて申し訳ありませんm(__)m

個人的な都合ではありますが、週に5話投稿が目標です。

6人の戦士の戦闘はありませんが、4人の性格の差が伝わる様意識しました。

御神所に居た彼らはザンクと同じ「ヒト」だと確信した。バルターはこのように神聖な雰囲気を嫌いながらもアスカと共に前へ進んだ。


『兄者、中隊規模での魔獣王の調査、お疲れ様でした。』


『おう。ナーレこそ、留守の間の御奉仕、誠にご苦労。』


『あんたら、兄弟で四神戦士やってるのか?』


バルターは氷の冷気を放っているハンマーのような斧を身に付けたザンクより小柄だががたいのいい男と話すのを見て推察した。


「四神戦士」とはライトウェルターとイスノメピックの2つの神々を守る選ばれし特別な戦士の総称である。加えて、さらにその上級にいる上位戦士「神聖戦士」2人がいる。


『その通りだ。そう言えば、まだ正式な自己紹介がまだだったな。俺は四神戦士の1人「炎斧」のザンク。現在に至るまで二匹の魔獣王を仕留めてきた者だ。』


格下か。こいつにはアスカを任せられそうにないな。無駄足だったか。


周りには多くの人達が居た。2人がペアになり互いに正座と合掌している。これはライトウェルターに於いて最も大切だと言われている神向の「霊身体の浄化」という。これを行うことにより下座の人の霊が浄めまるとされている。


『おいザンク、もうすぐ王がお見えになるぞ。早く位置に着け。』


雷を纏った両刃で長い斧を持っている女が言った。


『お二人はこちらへ。』


風を起こしている先端が尖った細い斧を持ったスタイルのいい男が言った。


周りで霊身体の浄化を行っていた人々も整列し始め、御神所は静まり、1人兵士が口を開いた。


『只今よりー、神聖王国アンドレール国王、アルタナイル様がご来場されます。一同、着座より一礼。』


御神所の皆が膝を着き頭を軽く下げた。そして俺達が入ってきた中央の扉が開いて人が入ってくる感じはあったが足音はしなかった。

王が玉座に座ったのを兵士が確認し、再び発言する。


『一同、直れ。国王に対し、敬礼!』


俺達が敬礼した後に、国王も敬礼を返した。アスカも周りに習って敬礼をした。国王が敬礼を止めたと同時に、俺達も止めた。


『ザンクよ、洞窟より出現した魔物の被害はどうであった?』


『はっ、現在我が隊の別動隊に詳しく現地を調査させていますが洞窟周辺の地域は全滅。しかし、魔物の襲撃より生還した2名より貴重な情報を得ました。』


『ほう、それは例の魔獣王に関する事か?』


『はい、魔獣王の姿は今のところ確認されていませんが、私自身の推論でもライトウェルター様の経綸の通りであることは間違いないと思います。』


『そうか。それで、その生還した2名とは?』


『そこに居る剣を装備した戦士と隣に居る少女でございます。』


『貴殿は1人でその少女と生き残ったのか?』


『いや、集団で魔物の討伐に向かって返り討ちにあった。』


『貴様、王に向かってのその発言、慎め!』


『まぁまぁ、バルクローシュ大隊長、良いじゃありませんか、あの人は現在「既神の子」ではないらしいのですから。』


『ハッシュ、お前はそういう所が心に於いての神向のが出来ていないと言われる所以だぞ。』


『2人共、裁かない想見,許す想見,責めない想見であろう。』


『はっ、感謝、詫び言申し上げます。』


バルクローシュとハッシュは深く頭を下げた。


『ここは一先ず神聖戦士の2人が居るのだから、見解を聞こうではないか。』


国王の両隣に立っている堅実そうな2人戦士が言葉を発する。

堅苦しい人々の中、王様の前でも態度を変えないバルターに格好いいと思ってしまう自分がいます(-_-;)

毎日投稿は出来なくても、作品の内容の質は下がらない様頑張ります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ