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猫と旅する漂流者  作者: 與吉
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街を離れ10日後のジン達。

『クラシラス』を旅立って3日後

ジン達は次の街へ向かう事無く薬草採取をしたり

草原や森で食用可能な山菜や果実を採取していた。


春という事もあるのだがジンのMAPが少しだけ進化した。

それは薬草の生い茂る場所を知る以外にも

食用可能な植物や果実などを知る事が可能になっていた。

もっともそれ以上に河川でも食用可能な魚なども適用されていたが

ジンは釣り竿を持っていなかったので川岸を眺めながら

「川も綺麗だから魚も美味しかも・・・」と呟くのだった。


食用可能な植物という事でジン達一行は山菜採取をしながら街道を南下していた。

もちろん他の冒険者や馬車の邪魔にならないようにクロと荷馬車を草原に停車し

ソラやシロにクロの護衛をお願いしジンは離れ過ぎない位置で採取し

しっかり『鑑定』し安全を確認してから調理し試食していく・・・。

『鑑定』で安全を確認はしているのだが味的には苦味があったりで

ソラ達には最初の一口を食べただけで・・・

『苦い』『美味しくない』『林檎が良い』と言われ

山菜はジンだけのお楽しみになるのだった。


「この苦みが美味しんだけどな。」

『苦いし『串焼き』の方が美味しい。』

『にがにが・・・おいしくない~。』

『苦くない野菜の方が良いです。もしくは果物の方が好き。』

「そかそか、山菜は僕が食べるから大丈夫だよ。

みんなには『串焼き』や『焼き鳥』に今まで通りの食事にするから!」

『『『串焼き・くしやき』!!』』

『果物は・・・?』

「もちろん食後の果物もあるよ!」

『おぉー』

「しかし、街道側で食糧を採取出来るとか嬉しい限りだな。

森でも食用可能な植物も発見出来たら色々食糧を増やせるんだが・・・」

『それは森になっている果実とかみ見つけられるかも?』

「その可能性は大いにあるね。

野生の果実だから露店では見た事のない果実を見つける事が可能かも?」

『美味しい果物あるかなあるかな??』


ジンは見た事のない果実に興奮したクロを撫でながら


「そうだね可能性はあるかも。

僕らは食糧を集めながら南下すればいいし

クロと荷馬車に負荷がかからない道のりで進めば

街道を逸れても何とかなるでしょ。」

『それは貰った地図を見ないで進むって事?』

「地図は見るよ、大体の街の位置を確認しながら進むし

何より街に寄らずに旅をするのは寂しいしね。」

『街での楽しみの露店で買い物が無いのは寂しいよね。』

『『くしやき』や『やきとり』のたべあるきしたい~。』

『露店好き。見るのも食べるのも。』

「街ならではの味付けや名物を食すのが旅の醍醐味だし

『クラシラス』には無い食材や料理があれば食べてみたいしね!」


薬草採取と食糧採取をしながら荷馬車を走らせ

次の街へ到着したのは・・・それから7日後の事だった。

『クラシラス』から馬車で半日の距離にあるはずなのに

ジン達は10日間かけ移動していた・・・。

薬草は10本1束で100束以上採取したのだが『調合』せずに

アイテムボックスに保管しっぱなしになっていた。

山菜もジンしか食べないにも拘らず大量に保管し

最近ではジンの晩酌用に山菜を肴に酒を嗜んでいた。


ジンが毎晩晩酌を可能になったのは

野営時にクロや荷馬車を『岩壁』で完全に囲い

『土魔法』で簡易小屋を作り上げていた。

魔法で生活空間を作るという事で調理場やトイレ・お風呂を作り

荷馬車に布団を敷き眠る事になる。

もちろん寝る時はクロは小型化になりジンと一緒に眠る事になる。

ソラはジンの頭を抱きしめながら眠り

シロはジンの胸に抱きしめながら眠っていた。

そして、クロはジンの足元で眠っていたのだが

甲羅に生える木があるという事でジンの右手に身体を寄せて眠る事になる。

ジンは寝る前にソラ達を撫でながら「おやすみ・・」と声をかけて寝るようにし

ソラ達も『『『おやすみな~』』』と挨拶をしてから寝る事になる。


草原で野営をしているという事で『岩壁』で周囲を囲み

荷馬車も同じく『岩壁』で小屋を作り襲撃に備える事になる。

離れた位置から見た限り大きな岩があるように見えるので

MAPで赤マーカーが接近していてもジン達に危害を加える事は不可能になっていた。

毎晩の晩酌をしたり野営でお馴染みの火の番が不要になり

街暮らしと同じ暮らしをしていたので次の街へ移動するのが遅れた原因になったりする。

10日も野営生活をしていたジン達であったが

のんびりと過ごす毎日が楽しい事もあり

ジンが採取している時にソラやシロが背中に張り付いていたり

食事の準備をしている時にクロがジンに甘えたり

食事中にソラ達は撫でながら食事の世話をしてもらったり

晩酌をしている時に果物を食べさせてもらいながら

ソラ達が交互に撫でてもらったり甘えまくっていた。

ジンもそんなソラ達が可愛くて撫でまくり褒めまくっていた。


ジンが採取している間にソラとシロはクロに魔法を教えていた。

魔力でフィールドを展開する方法や魔力を纏う『魔闘衣まとい』など

クロが冬期間中にジン達が修練し習得した技術を手に入れた。

冬眠明けのクロが甲羅に幼木が生えている事により

前線で戦う事より荷馬車を護って貰った方が良いという事で

魔力フィールドで縦横無尽で逃げる方法や

魔力を纏い自身に防御力を向上する方法などを修得したり

その中でクロの魔力操作の修練時に甲羅の幼木が少しだけ成長する事が分かり

毎朝の朝錬後には幼木が元気になり急成長していく事になる。

それはクロの幼木が普通の木じゃなく魔力で育つ木である事を知る。


その幼木が何であるかは不明なままである。


クロの小型化と同時に幼木も小さくなるという事で

幼木の正体が何なのかはジンは勿論の事ソラやシロも分からず

クロに至っては甲羅の幼木は首を回しても見る事が出来ずにいた。

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