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猫と旅する漂流者  作者: 與吉
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薬草採取と魔法の使い方。

ジンの薬草採取は薬草の採取場所で『鑑定』を常時使用し

草原に生える野草の中から薬草のみを採取していった。

常時魔法を使用していたので弁当を食べた後には

ジンは倒れる様に昼寝を始めるのだった・・・。

子猫はジンが深い眠りについたのを確認し

ジンを囲う様に子猫は『魔法障壁』を展開するのだった。


ジンが目を覚ましたのは・・・それから1時間後だった。

子猫はジンが起きる前に『魔法障壁』を解除し

何事もない様に「にゃー」とジンに甘える様に抱きつくのだった。

ジンは子猫がジャンプしてきたのをキャッチしながら


「お、どうした?昼寝中に何か怖い事があったのか?」

「にゃーにゃー」

「それにしても倒れる様に昼寝をするとは・・・」

「にゃ?」

「ギルドから渡された小冊子には魔法を使うほど魔力が増えると書いてあったんだが・・・」

「にゃにゃ?」

「午後からは1束を採取したら今日は帰ろうな」

「にゃー」


ジンは流石に午後の採取で魔力枯渇するのを恐れ早めに村への帰還を考え

子猫はジンが無理して薬草採取するして倒れるの恐れていた。

午後からは『鑑定』を使わずに地道に薬草採取をし

午前中よりも採取に時間はかかるのだが魔力を回復しつつ

冒険者ギルドへ帰還するのだった。

ジンはギルドへ薬草を10本4束を納品し報酬を受け取り


「あの依頼とは関係ないんですが

この村で着替えや下着を売っている店を教えてもらいたいんですが・・・」


ギルドカウンターのギルド職員は少し考えながら


「それなら食堂の隣の服屋がお勧めですね

もしくは、丈夫な服が欲しいなら2つ隣の武器屋もお勧めです」

「服屋と武器屋ですか・・・・」

「どちらも着替えと下着を売っていますが

服屋の方は村での生活向きと言う感じでしょうか?

武器屋の方は革の服など丈夫な衣装が買えます」

「普段使いに服屋に行った方がいいかな・・・」


ジンの呟きにギルド職員はジンの格好を見ながら


「そうですね、魔法で服を綺麗にしているみたいですが

服の耐久性を考えれば着替えを2~3着は必要だと思います」

「やはり魔法で綺麗にしても服の方が消耗していくのか・・・」

「それに村の外へ行くなら革の服上下を着た方がいいと思いますよ?」

「布の服では危ないかな・・・?」

「ハッキリ言えば危険すぎますね・・・

それにジンさんは装備らしい装備をしていませんし・・・

せめて革の服の上着か子盾でも装備した方がいいと思いますよ?」

「今日は所持金の都合で服屋で着替えと下着を購入します・・・」

「それがいい、無理は禁物だ」

「はい・・・」

「にゃー」


ジンは子猫を抱きしめながらギルド員に頭を下げ

ギルドの隣の服屋へ着替えと下着を購入し

少し早いが食堂で晩ご飯を食べ冒険者ギルドの宿泊する部屋へ戻るのだった。

部屋に戻ったジンは購入した服に着替えてから魔法の修練を始めるのだった。


「小冊子には魔法は使えば使うほど魔力が向上すると書いてある・・・」

「にゃー?」


子猫もジンの読んでいる小冊子を見つめながら首を傾げている。

そして、小冊子には簡単な魔法の修練方法が記載されていた。


「魔法の修練と書かれてあるが魔力の塊を維持する・・・?

魔力の塊と言うのはなんだろ・・・??」

「にゃにゃう??」

「『魔法弾ボルト』を放つ前の状態を維持すればいいのかな?」

「にゃー??」

「部屋の中でやる修練じゃない様な気がする・・・」

「うにゃー」

「今日はまず『身体強化』を唱えて魔力枯渇ギリギリまで状態維持してようか」

「にゃ!」


ジンはベットに座り『身体強化』を唱え

身体に纏う魔力を確かめながら魔力の消費が感じていた。

子猫はジンの魔力の修練を見つめながら自身も魔力の修練をしていた。


それから2時間後、ジンは魔力を使い切りベットに倒れ

身体の疲れよりも精神の疲れにより眠そうになり


「ごめん眠くてダメだ・・・おやすみ」

「にゃー」


ジンは子猫に話しかけてから深い眠りに落ちるのだった・・・。

子猫は自身とジンに『生活魔法』を唱え綺麗にしてから

眠るジンの隣で眠りはじめるのだった。

ジンはスーツ姿から村人スタイルに装備を変更す。

武器は無く背負いのリュックと子猫を頭に載せ薬草採取の日々であった・・・。


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