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猫と旅する漂流者  作者: 與吉
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討伐後の休息と。

翌日のジンは目覚めと共に筋肉痛で身体がガタガタだった。

久しぶりに翌日の筋肉痛に「若がった気がする。」と考えて

ポーションを使用したり回復魔法で治したりしなかった。


それはMAPで見る限り赤マーカーの反応が無く

ゆっくり身体休めが出来ると考えての事だった。

朝錬は昨日の黒熊との戦い時の事を思い出しながら

拳を振るい障壁を展開し・・・

そして、イメージの中の黒熊の攻撃を避ける様に動き

高速移動しながら障壁を展開しつつ拳を振るう

それは障壁で耐えながら反撃をするのではなく

高速移動をし障壁で攻撃を受け流しながら反撃する。

昨日出来なかった事をイメージの中ではあるがやろうとしていた。


黒熊の四本の攻撃を受け流すイメージは・・・

左右四本腕の交互の引っ掻き攻撃を障壁で受け流し

攻撃の合間にカウンターかな?


もしくは、引っ掻き攻撃に対し

障壁で四本の引っ掻き攻撃を迎え撃つ・・・

問題は正面からの黒熊の攻撃を完全に防げても魔力消費が激しく

継続して戦う事が難しくなるという事・・・

それならと考えたのが拳で黒熊の引っ掻き攻撃を正面からでは無く

側面から黒熊の四本の腕を叩くというものだった。

振りかぶった腕の外側から拳で撃ち落とす。

黒熊とジンとの体格差を考えると最初に腕を破壊するのは正解と言えるのだが

昨日の黒熊の攻撃を避けながら迎え撃つというのは・・・

昨日の戦い以上に厳しく耐える戦いと言うより

機動力を駆使し攻撃を受け流し隙をついて反撃する。


『身体強化』『速度強化』『魔闘衣まとい』を展開し

縦横無尽で移動をしジンは『魔法障壁』を自在に展開し

移動し拳を振るい、再び、移動し拳を振るう。

それは踊る様に舞う様に移動し『剛拳』を放つ!!


最後に魔力でフィールドを形成し空中を駆けながら『剛拳』を放つ!!


時間にして15分間の修練であったが

筋肉痛で満足に動けず・・しかも、魔力が完全に回復していなかった事もあり

朝錬は早々に切り上げ『生活魔法』でスッキリしてから朝ご飯の準備を始めるのだった。



ソラとシロはジンの朝錬を見ながら

昨日の黒熊との戦いを見ていただけに高速移動をし

障壁を自在に展開し『剛拳』を放つ!!


『今度は黒熊と正面から迎え撃つ気だね。』

『こんどはいっしょにたたかう。』

『そうだね、今度は一緒に戦おう。

ジンの隣に立って・・・。』

『お~。』

『その前にシロも強くならないとね~。』

『あいお~。』


この日からソラとシロの修練は魔力操作から始まり

ジンと同じく『魔闘衣』を修得したり

魔力でフィールドを形成し空中を駆け魔法を放つ!!

ジンの戦い方が接近しての『剛拳』のみ・・・。

それをサポートするように魔法で遠距離から狙い撃ったり

それ以上にジンの負担にならないように修練を重ねるのだった。


しかし、ソラやシロの魔力が向上し魔法が上達する度に

ジンは自分には魔法の才能が無いと悩むのだが・・・。

それについては悩みながらも自分には別の『力』があると思い込む事にした。


ジンはスキル的には『魔法弾ボルト』がLv3になり

『魔法弾』が放つ事が出来るようになったと思ったのだが

実は魔力を纏う時に『魔法弾』を拳に纏い殴っていた事が後で判明し

無意識とはいえ魔法のスキルが上がった事を嬉しく思っていた。

冬期間中は『火魔法』を『魔闘衣』を展開し

外で活動する時に寒くならないようにしていた。


その為『火魔法』を修得しLvUpすると思えば修練の日々も楽しくなり

日々修練と思い通常時では『身体強化』や『速度強化』などを展開したり

最近では簡易小屋『大岩』の中では『火魔法』を『魔闘衣』を展開し

常に『火魔法』と『魔闘衣』を使い続けるので

春までにLvUpするか楽しみでならない。


蹴撃しゅうげき』を修得したが黒熊との戦いでは一切使わず

冬期間中に修練し自在に使いこなす必要がある。

問題があるとすれば今朝から簡易小屋『大岩』の周辺に白狼や大狼の反応が無く

MAPを展開しても赤マーカーの反応が無く

『蹴撃』『剛拳』を実戦で使う事が出来ず朝錬等の修練で頑張るしかない。


「さて、3日後にはオズマさん達が再び訪ねてくるし

それまでにポーションを調合しなきゃな・・・。」

『今度はポーションだけを納品するの?』

『ん?くまは??』

「昨日の黒熊はオズマさん達から話を聞いてから考えようと思ってね。

この間は白狼と大狼を納品したし毛皮や肉は暫らくいいと思ってね。」

『そっか、ポーションは数を揃えるの?』

『ぽーしょんつくってるあいだはしゅうれんする~。』

「まぁ、各種ポーションを10個ほど揃えれば良いかな?

時期的に『熱さまし』とか『咳止め』を多めに作成するのが1番だと思うけど

『胃腸薬』や『ポーション(体力回復)』もあれば良いと思うし

地下2Fの薬草畑は春までに無くなる事は無いと思うけど・・・。」

『地下2Fの薬草畑は『生活魔法』の明かりと暖炉の暖かさで

薬草を収穫しても新たに生い茂るから・・・春まで尽きる事は無いと思う。』

『ちかなのにはるのようにあったかいよね~。

ひるねするのにちょうどいいからすき~。』

「それなら今日は地下2Fでポーション作成するか~。

あまり急いで調合する必要も無いし・・・

ゆっくりポーションを作りましょ。」

『それならジンの側で昼寝してても良い?』

『いい~?』

「あぁー、いいよ。僕も調合が終われば一緒に昼寝したいしね。」


この日から3日間は簡易小屋『大岩』への襲撃も無く

何より修練はするもののポーション作成後はソラとシロとの昼寝を楽しみ

オズマさん達が再び訪ねる日までに筋肉痛も治り

地下2Fの昼寝スペースは地下1Fの寝室から布団を運びこみ

1日の殆どに時間を『大岩』の地下で過ごし

オズマさん達がやってくる直前に慌てて地上へ戻る事になるのだが・・・

まぁ、ギルドへの納品だからと納得しジンはオズマさん達を出迎えるのだった。


今回のオズマさん達の犬ぞりは白狼や大狼の襲撃を受ける事無く

簡易小屋『大岩』へは前回よりも速く到着するのだった。

黒熊との戦いで革の上下がボロボロになり

『大岩』の1Fで修復途中で放置しているのをオズマさん達に見つかり

次回、新しく革の上下を購入するのは・・・次の話で。


もっともボロボロになったのは黒熊の攻撃では無く

『剛拳』と『魔闘衣』の攻撃に耐えれずに破損し

それ以上に『魔法障壁』を展開したにも拘らず

黒熊の引っ掻き攻撃や抱きつき攻撃により破損したと考えられる。


その為ジンは予備の革の上下があるはずも無く

夏場で着る布の服に毛糸のセーターとマフラーに厚手のマントで過ごす事になる

この格好の為に地下暮らしになるのだが・・・。

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