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猫と旅する漂流者  作者: 與吉
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VS黒熊。

月夜に照らされた雪原には黒い塊が目視で確認できたが

ハッキリと正体が何かは分からなかったので

ジンは『生活魔法』で3つの光源を作り草原へ放つ。

1つ目は黒い塊の後方の雪原に固定し

2つ目と3つ目は黒い塊を前方に囲う様に展開し草原に放ち。

黒い塊の姿がジンの前に現れた。


それはジンから100m離れた位置からでも黒熊と確認できた。


ジンが光源を放つと同時に警戒し動きを止めたが

攻撃で無いとわかるとジンに向かい移動速度を上げ始める。



ジンは黒熊と確認したが・・・

いや、あれは黒熊なのか・・・?と思いはじめていた。

何故なら、その黒熊は六足で雪原を駆けていた。


「熊を初めて見たけど六足だっけ??

『はちみつ熊さん』のオーナーの黒熊は四足だったはずだけど・・・」


ジンが見つめる黒熊は瞬く間に接近し遅いかかる。


「ガアァァァ!!」


駆ける勢いのまま右の二本のの腕を振りかざす。

ジンは『魔法障壁』を展開し黒熊の攻撃を受けるが

『ガシャーン!』

前方に展開していた『魔法障壁』の1枚を破壊される。

即座に『魔法障壁』を展開し黒熊の攻撃を凌ぎながら黒熊を観察する。


「ガアァァァァァ!!」


黒熊の四足による攻撃をジンは雪原を駆けながら耐えていた。

最初こそ一撃で破壊された『魔法障壁』は次第に攻撃に耐えだし

ジンは黒熊の攻撃を足を止め『魔法障壁』で完全に防ぎ反撃を開始した。


「なんとか耐えれる障壁なったな・・・。

それじゃ、反撃開始!!」

「ガアアアアァァァ!!!」


黒熊の四足の攻撃を『魔法障壁』で逸らし殴りかかる。

ジンは殴ったはずの黒熊の身体の硬さに驚きつつも再度攻撃を仕掛ける。

『魔闘衣』を展開し『剛拳』で黒熊の腕や腹に攻撃をしているが

黒熊には効果が無いのか四足で殴り続けてくる。


「腹や腕には攻撃が通じないのか?

それとも攻撃が通るだけの突破力が無いのか??」

「ガアアアアアァァ!!!」


黒熊は四足で殴り続けても効果が無いと思ったのか

ジンに瞬時に近づき四足で抱きついてくる。

『魔法障壁』で攻撃を逸らし耐えていたジンは接近し抱きついてきた黒熊の行動に驚き

『魔法障壁』を前方に多重展開し黒熊の抱きつきに耐える。

ジンは攻撃に耐えながら『魔闘衣』を右腕に集中し

黒熊の胸に向かい『剛拳』を放つ!!

『ドゴォ!』

黒熊の胸は『剛拳』により陥没している。

黒熊は苦しみながらジンから距離を取り始めたので


「やっと攻撃が通ったか・・・

やはりソラやシロの様にかっこよくいかないか。」

「アガアァガァ・・・。」

「ダメだよ、逃がす訳にはいかない。

人を襲う獣を見逃す事は出来ない。」


ジンはそう言い逃げ出す黒熊の頭部に『剛拳』を放つ!

『ドゴォ!』

『剛拳』により黒熊の頭部は破壊され・・・その生涯を終えた。

ジンは黒熊をアイテムボックスに保管し


「ふぅ、ギリギリすぎるし結構魔力を消耗したかも。」


ジンは黒熊を倒した事でMAPを展開し周囲を警戒する。


「あれ?なんか簡易小屋の周囲から赤マーカーの反応が離れていく?」


黒熊を倒した事が影響したのか簡易小屋の周囲から赤マーカーが森へ移動し

久しぶりに簡易小屋の周囲を含む草原から赤マーカーの反応が消えていた。

理由はわからないが今夜の襲撃は無いみたいだし


「戻ったらお風呂かな・・・。それにしても疲れた・・・。」


長時間による『魔法障壁』の多重障壁で魔力消耗に

『剛拳』と『魔闘衣』の新たなスキルの使用など

いつもの襲撃と違い討伐よりも耐えながらの行動は消耗し易く

ジンには不慣れな事もあり簡易小屋へ戻る頃には

4Fのソラとシロに「終わったよ~」と報告し

「お風呂行って寝ようか~。」と誘い

ジンはソラとシロを抱きしめお風呂へ行き

「今日は疲れたよ~。」と浴槽でまったりし

布団に入ると同時に即寝するのであった。


布団で即寝したしたジンを眺めながらソラとシロは

ジンの頭をぺしぺしと撫でながら


『くろくまはあしろっぽんだっけ?』

『そういえばジンが戦った黒熊は六足だったね。』

『くろくまってあしがふえるのかな?』

『んー、宿屋の黒熊は四足だったはずだし・・・何でだろうね。』


確かにジンが戦った黒熊は足が六本あった。

それ以上に黒熊の攻撃に耐えた『魔法障壁』にソラは驚いた。

『魔法障壁』の多重障壁の展開は何度が見ていたが

戦いの中で障壁の魔力量を調節したり

即時障壁を展開し攻撃を凌ぐのは戦いの中では難しいはず

それを攻撃に耐えてから反撃したという事は

ソラ的にもジンが先陣を切って戦う姿を初めてみたかもしれない。


『それにしてもジンは強くなった。』

『うん、じんつよい!』

『次はジンと一緒に戦いたいな~。』

『くろくまと?』

『そそ、次は黒熊を一緒に倒そう!』

『おぅ!』


ジンの戦いを見て興奮していたシロも次第に眠くなり

布団にもぐりジンに抱きつく様に眠り始める。

ソラはシロとジンが寝顔を見ながら『そろそろ寝よう・・・。』と

ジンの頭を抱きしめながら眠るのだった。

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