ソラ達のオシャレ。
ジンは冒険者ギルドでソラとシロの登録をし
薬草採取で収集した薬草を大量に納品しギルドを後にした。
ギルドから出る時にギルドの受付嬢から
「テイムしたことを知らせる意味を込めて
『ソラ』さんや『シロ』さんに何か衣装を施してみてはどうですか?」
「衣装ですか?ソラやシロに何か着させるという事ですか?」
「『ソラ』さんや『シロ』さんにならスカーフを首に巻くとかですね。」
「それはオシャレという感じですか?」
「そうです、一目でテイムしたという事を知ることが出来ますし
何より側にジンさんがいればテイムした関係者と思われますしね。」
「それなら宿屋へ戻る前に武器屋か道具屋でソラやシロに似合うスカーフを購入します。」
「それがいいです、それではジンさんお疲れ様でした。」
ギルドの受付嬢からソラやシロに似合うスカーフの購入を勧められた。
ソラは青い毛色の子猫だし
シロは白い毛色の子犬だし
似合う色合いもわからないからな・・・どうしよう。
冒険者ギルドの周囲には武器屋や道具屋に魔道具屋など冒険者御用達の店が並んでいた。
朝方という事もありどの店も客がおらず静かな感じがした。
ジンは武器屋とかも興味があったが・・・まずは道具屋を尋ねることにした。
道具屋の看板は大きな袋が描かれており一目で道具屋を分かる店構えになっていた。
ジンは道具屋の扉を「おはようございます」と元気よく開けるのだった。
「おはようございます、何かお探しですか?」
道具屋のカウンターのお姉さんがジンに話しかけてきたので
お姉さんにソラとシロを見せながら
「この子達に似合うスカーフをお願いします!」
「なるほど・・・テイムしたので衣装をお探しなんですね」
「はい、何が似合うかわからないので教えてもらえますか?」
「そうですね・・・」
そう言いながらジンに抱っこされているソラとシロを見つめながら
お姉さんは2組のスカーフを選びカウンターに並べるのだった。
「白と青の毛色という事で同じ系統の色のスカーフを選んでみました。」
「それは白い毛並みに白いスカーフという事ですか?」
「いえいえ、白い毛並みの子犬には青色のスカーフを
青い毛色のの子猫には白いスカーフをと思ったのですが・・・
どうですか??」
お姉さんはカウンターの上で静かに座るソラとシロにスカーフを結び
スカーフがリボンの様になりソラとシロが可愛くなっていた。
「うんうん、可愛い可愛い。」
『えへへへ~』
『かわいい~』
「そうですね、どちらも美人さんです。」
道具屋のお姉さんも頷きながら「かわいいです~」と褒めてくれた。
ソラとシロは照れながらジンに抱き着くので
ジンは慌ててソラとシロを抱きながらお姉さんにお礼を言う。
「あの出来ればスカーフの予備もお願いしてもいいですか?
それと白と青の2色のスカーフはありますか?」
「ありますが・・・それは・・・」
「2色のスカーフは僕が使おうかと思いまして・・・
そうすればこの子達の関係者だとわかると思いますしね。」
「なるほど・・・それはいい考えだと思います。
それでは少しお待ちください。」
お姉さんは2色のスカーフを探しに行き
暫くすると白と青のスカーフ数本と2色のスカーフ数本を選び戻ってきた。
ジンは合計15本のスカーフを購入し道具屋を後にすることになる。
ジンは右腕にスカーフを巻き
ソラとシロは首にスカーフを巻きリボンの様になり
ジンは装備品より先にオシャレなスカーフを装備することになる。
本当なら次は武器屋へよりジンの武器を購入するはずだったのだが
スカーフが予想以上な値段になりジンは暫く武器屋へ寄ることは無かった。
この日のジン達は宿屋へ戻り『野うさぎ』2体を解体し
薬草採取の野営で消費した料理の追加をお願いすることになる。
・・・が、結果として『野うさぎ』を解体し料理をお願いしたところで
ジン達は食堂で寝落ちする事になる。
ジンが目を覚ましたのは深夜になってからであった。
それは空腹で目が覚めたのではなく・・・寝過ぎで目を覚ましたのだった。
ジンはソラとシロを抱っこし部屋へ戻ると各々の身体を魔法で綺麗にし
眠ろうとしたが寝れずにいたので宿屋の外へ散歩に出ることにする。
宿屋の裏庭で夕涼みながら昨日までの薬草採取の事を思い出し
ジンはMAPに薬草の種類や採取量を書き込むことになる。
昨日までに薬草の分布は大小合わせて10カ所以上回り
その中で広めの採取場所を中心に書き込むのだった。
「『クラシラス』の5㎞圏内の薬草採取場所は完璧だな。
東の森や西の湿地帯は未知の領域として・・・
暫くは街の周囲で薬草採取をした方がいいかもな。」
ジンはMAPを完成させてから部屋へ戻り再び寝落ちするのだった。
ジンが布団で横になるとソラとシロが抱き着くように側で眠るのだった。
ソラがジンの頭に抱き着き
シロがジンの胸の上で抱き着き
仲間というか家族のように幸せそうに眠るのでした。
『野うさぎ亜種』と『野うさぎ』の討伐によりジンはLvUpを果たす
ステータスの向上とスキルポイントの増加により
ジンは新たにスキルの習得へと動き出すのだった・・・?
現在の状況でジンが薬草採取などで不便と思わないので
新たにスキルや魔法を習得するのは数か月後になるのだった。。。
それはLvUpをしたことを忘れ
強くなったことを忘れた後なので
暫くはゆっくりと静かな日々を『クラシラス』で過ごすことになる。
その間ジンは『調合』スキルのLvUpをし
ポーション作成の成功率を向上するのだった。
冬期間を前に冒険者ギルドではジンの事を薬草採取専門で
ポーション調合師というのを知れ渡るのだった
それ以上に白い子犬と青い子猫のご主人様という事も知れ渡り
ソラとシロの事を遠目で愛でる冒険者や住民がいることをジン達は知らずにいた。




