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猫と旅する漂流者  作者: 與吉
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薬草採取3日目と戦闘後の。

『野うさぎ亜種』達との戦闘後ジンが目覚めたのは草原が暗闇に包まれていた・・・。

『クラシラス』目前での魔力枯渇により数時間眠り続けていた為

ソラや子犬は空腹で『おなかすいた~』という目でジンを見つめていた。


「そういえば晩ご飯・・まだだったね・・・。」

『ジンはもう大丈夫?』

『くーん(だいじょうぶ?)』

「あぁー、大丈夫だよ。」


ジンはソラと子犬を撫でてから晩ご飯の準備を始めるのだった。

『クラシラス』は時間的に街の門が閉じているので

ジン達は街の目の前であるにも拘らず草原での野営を開始する。


「草原で周囲を警戒しながら晩ご飯の準備は・・・

まずは周囲を土壁で囲むか・・・」


ジンは一定の魔力は回復していたが土魔法で簡易小屋を作りだすのは無理なので

高さ2m幅3mの土壁で四方を囲み中央に焚き火を作りながら

安全と明かりを確保してからアイテムの中から宿屋のオーナーの料理を取り出し

焚き火で串焼きを炙りながらミルクの小瓶や果実を取り出し

小皿にミルクを注ぎソラや子犬に「先にミルクをどうぞ~」と勧めるのだった。

ソラと子犬は嬉しそうに小皿のミルクを美味しそうに飲みながら

焚き火で炙られる串焼きを見つめていた・・・。

ジンは「串焼きはミルクを飲み終わったらね~」と声をかけると

ソラと子犬はコクコクと頷きながらミルクを飲むのだった。

ジンはニコニコしながら炙り上がった串焼きを一口サイズにカットし


「やっぱりオーナーの料理は最高だな・・・」


ジンの呟きにソラと子犬はミルクを飲み終え

一口サイズにカットした串焼きを見つめながら


『串焼き欲しい!』

『わん!(くしやき!)』

「それじゃ、串焼きもどうぞ~」

『串焼き~!』

『わん!』


ソラと子犬はカットした串焼きの小皿に頭から突っ込み美味しそうに食べ始める。

いつもならジンから串焼きを食べさせてもらっていたのだが

あまりの空腹に我慢できずにいつも以上に美味しそうに串焼きを頬張るのだった。

小皿の串焼きが無くなる頃には・・・満腹になったのか子犬が眠そうになり

ソラも眠くなったのかジンの膝の上で丸くなるのだった。


ジンはアイテムから『野うさぎ』の毛皮を取り出し

ソラと子犬を毛皮の上で仲良く眠りだし

ジンは焚き火の前で今日の戦闘について考え始めるのだった。


「『身体強化』と『速度強化』は問題無かったはずだけど・・・

いつも以上に魔力を込めすぎたのかな??」


『野うさぎ亜種』や『野うさぎ』の攻撃は完璧に避ける事が出来たが

それ以上に魔力を多く消費した為に魔力枯渇になった可能性もあるな・・・。


「次に『野うさぎ亜種』や『野うさぎ』を攻撃した時に

左右の拳に魔力を纏いって殴り倒したけど・・・

一撃必殺で倒す事は出来ても連戦出来ないんじゃダメな気がする・・・

やはり拳に込める魔力の調整が必要かな??」


攻撃を避けてカウンターでの追撃は紙装備のジンには必須な事だが

もしも攻撃が通らない場合は反撃を受ける可能性もある・・・。

ソラが『魔法障壁』を展開していたとはいえ・・・。


「今のままの革の服だけでは戦いをするのは無理なのかな・・・。」


ジンは普通の冒険者とは違い鉄の鎧や盾などを装備するのは無理と考えていた。

それは攻撃する術が『格闘』と『魔法』という事で

重い鎧を装備し殴り蹴り倒すというイメージが湧かなかったからなのだが


「それ以上に『格闘』スキルを十二分に使いこなせる装備品があればいいんだけど・・・

もしくは、自分で作り上げるしかないかな・・・

今装備している革の服に補強する感じがいいのかな?」


ジンは立ちあがり深呼吸しながら自然体に構えてから

突きや蹴りをしながら革の服のどの部位を補強するかを考え始め

突くなら体の捻りを考え多少の補強のみとし

蹴りも同じく膝と脛に多少の補強とし

拳には『鉄甲』かな・・・無かったら手甲を加工して自作しかないが・・・

蹴り用にブーツも威力向上を考えて部分的に鉄で加工かな・・・


『野うさぎ亜種』や『野うさぎ』を倒した事により

ジンはLvUpをしスキルポイントに余裕があるので

魔法や攻撃スキルを修得するより

装備などを自作できるスキルを修得した方がいいかと考えていた。


「武器や装備を揃えるよりも魔力の修練をして

連戦しても魔力枯渇しない身体を作る方が先かな・・・。

何より子犬も一緒だし無理に討伐をする事無く冒険者を続けた方がいいな」


ジンは毛皮に仲良く並んで眠るソラと子犬を眺め

街へ戻ったら冒険者ギルドで子犬をテイムした事を知らせなきゃなと考えていた。

それと子犬の名前はどうしよう・・・

白い毛色だから『ユキ』とか『シロ』とかが良いのかな??


「名前は大事だからソラや子犬と相談して名付けよう。」


この日のジンは焚き火の前でMAPを展開しつつ周囲を警戒し

夜が明けるまで魔力の修練をしながら過ごすのだった。



夜が明けるまで魔力の修練をしつつジンはスキル構成を考えていた。

殴り蹴り投げる・・・冒険者としてはあまり見た事無いスキル構成になりそうで

異世界の冒険者というより異世界の格闘家という感じになりそうだ・・・。

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