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猫と旅する漂流者  作者: 與吉
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野営と深夜の客。

薬草採取と簡易小屋を作り上げたジンは魔力枯渇ギリギリの状態で

晩ご飯の用意をし食べながら寝始めていた・・・。


『今日は頑張ったから早めに寝たら~』

「うん・・・そうする・・・」

『片付けはやっておくから心配しないで~』

「・・・うん・・ありがとね」


ジンはフラフラしながらベットに横になると静かに眠りはじめる。

ソラは初めての野営で緊張しているジンを心配し早く寝る事を勧める。

ジンが眠った事を確認したソラは簡易小屋の周囲に『野犬』や『野うさぎ』がいない事を確認し

焚き火に薪を投入してから串焼きの串を燃やし

ミルクの小瓶や小皿を魔法で綺麗にしてからジンの頭を抱きながら寝始める。



草原での野営は見晴らしがよく夜間に『野犬』や『黒犬』の襲撃に備えるのだが

ジンとソラは頑丈で堅甲な簡易小屋の中でゆっくりと眠るのだった・・・。




カサカサカサゴソゴソゴソゴソ・・・・「くーん、くーん」

カサカサゴソゴソ・・・・「くーん、くーん」

カサカサ・・・「くーん、くーん」

深夜の簡易小屋の外から聞こえる音に気が付いたソラは『??』と首を傾げていたが

外から聞こえる『くーん』という声を聞き小屋の窓から「そーっ」と外を見ると

簡易小屋の壁に白い『野犬?』が小屋に入ろうとしていた。

白い『野犬?』は子犬なのかソラよりも小さく弱弱しかった・・・。

ソラは『どうしようか・・・』と悩んで簡易小屋の窓から外へ行き

白い『野犬?』の前に「スタッ」と立ち

驚き怯えている白い『野犬?』に話しかける。


『何か用か?』

『おなかすいた・・・』

『お前の仲間はどうした?』

『だれもいない・・・いなくなった・・・』

『何でここに来た?』

『おいしいにおいがして・・・なにもたべてなくて・・・』

『食べ物はあるが・・・お前を信用できない。』

『どうして・・・なんでもするから・・・たべものを・・・』

『はぁー、少し待ってなジンを起してくるから』

『ありがと・・・』


白い『野犬?』はそう言いながら、その場に座るように倒れ込む

ソラは簡易小屋へ急いで戻りジンをゆさゆさと揺すり


『起きて大変!』


ゆさゆさと揺られジンはしぱしながら起きだしたが

寝ぼけていたのかソラを抱きしめながら「おはよ~」と答え

抱きしめた恰好のまま寝始め・・・ソラからの猫パンチで目を覚ますのだった。

ぽむぽむぽむ・・・ジンへの猫パンチは5分以上続き

暫らくすると猫パンチを避け始めてから


「おはよ・・・う?」

『おはよう、まだ夜中だけど大変なの~!』

「んー?大変なの??」

『小屋の外に白い子犬がいる』

「ん?子犬??」


ソラの話を聞きジンは簡易小屋の外で倒れている白い子犬を発見する。

MAPを展開し白い子犬が赤マーカーでないのを確認し

ジンは急ぎ白い子犬を確保し簡易小屋の中へ運ぶのだった。


「ソラはいつ子犬の事に気が付いてたの?」

『外でガサコソしてたし「くーん」って声が聞こえてた。』

「そうだった?疲れて聞えなかったよ・・・」


保護した子犬は思いのほか軽かった・・・

それでいて子犬の身体はキズだらけで薄汚れていた。

ジンは魔法で子犬を綺麗にし回復魔法を唱えキズを癒すと子犬が目を覚ました。

子犬を撫でながらジンは「迷子なのかな?」と考え始めていると


『その子犬はお腹が減ったみたい・・・空腹だからミルクでもお願い~』

「そかそか、お前はお腹が減ってたのか~」


ジンはミルクの小瓶を取り出し小皿に注ぎ子犬の前に置く。

子犬はミルクの入った小皿とジンを交互に見ながら・・・

ジンが何度も頷き「ミルクをお飲み~」と声をかけると

小皿に頭を突っ込みながら一生懸命にミルクを飲み始める。


「そんなにお腹が減っていたのか・・・」

『どうやら仲間と逸れたみたいだって・・・』

「そっか、ソラは子犬と話しが出来ているみたいだけど・・・」

『片言だけど話は可能かな?それでジンは子犬をどうする??』

「どうするって??」

『子犬にミルクをあげちゃったし、テイムするのかと思って・・・』

「テイムか・・・確かに子犬が草原で生きるには難しいか・・・

この子犬が僕らと一緒にいたいと思えばテイムするのが一番かな?」

『それじゃ、聞いてみようか?』

「うん、お願い。」


ジンは子犬をテイムする為に『調教』スキルをスキルポイントを消費し修得し

いつでも子犬をテイムできるように待機する。


ソラはミルクを一生懸命飲んでいる子犬に


『お腹がいっぱいになったと思うけど・・・どうする?

これから1人で草原で暮らすか・・・

それとも僕らと一緒に暮らすか・・・』

『くーんくーん(え、いっしょにいてもいいの?)

くーんくーん(めいわくじゃない??なにもできないよ???)』

『それはいいジンも迷惑だとは思ってないし

出来る出来ないは関係ないし・・・』

『くーん(それじゃ、いっしょにいたい)』

『了解~』


ソラは子犬がジンと一緒になりたい事を伝えると

ジンは嬉しそうに「それじゃ・・・」と子犬に手をかざし


「『調教テイム』!!」


ジンのかざした手が微かに輝きだし子犬を包み込む・・・

子犬が「わん!」と吠えるといっそう輝きだし『調教テイム』が成功する。

子犬は嬉しそうにジンに頭を擦り付けるので頭を撫でまわし


「これからよろしくな~」

『わん!』

『これで薬草採取もやりやすくなるね~』

「そうだね~、ふぁ~眠い~~」


ジンは子犬を撫でながら欠伸をし「んー眠い~」と話し

子犬とソラを抱きしめながらベットに横になり再び寝始める・・・。



ジンの腕の中で子犬とソラは互いに頷き『『お休み~』』を言い寝始めるのだった。



白い『野犬?』=子犬の正体は不明のままジンは『調教テイム』をし仲間にするのだった。

名付けをしていなかったのでジンには子犬の声を聞こえない・・・。

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