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新年記念〜じゃんじゃん登場人物だしますよ〜

作者: 雪桃

 はい。皆さんあけおめです。これはマイトゥルーエンド、乙女、引き姫のそれぞれの正月を書くものでございます。ではとくとご覧あれ……見てね、お願い雪桃死んじゃうから!

 それではどうぞ。



 マイトゥルーエンド編


「妖精ちゃん」

「はい?」

「お願いその着物はだけさせ……」

「あんた本当にぶっ飛ばしますよ。ただでさせこっちは新年大忙しだと言うのに」


 和の代名詞とも言える神海家に新年の休みなど無い。今は丁度さくらが休憩な為全員で集まっているのだ。


「やっぱりさくら先輩は桃色が似合いますね。それに凄いちゃんとしてる」

「ありがとう弥生。でもそれって裏を返せばいつもはちゃんとしてないってことかしら?」

「え、あ、いや違」

「妖精ちゃんがはだけさせてくれないなら。おいで昨夜君♡ 」

「加治にしてくださいよ。彼氏なんだから」

「もう散々見てるから良いの」

「こういう時くらいそういう破廉恥なこと言わないでください!」


 宴会用に何故か大成が買ったハリセンを彩果に振り下ろす。


「ああごめんね妖精ちゃん。昨夜君の服を脱がすのは妖精ちゃんのしご」

「もう酔ってるんですか先輩! 甘酒で!」

「そうですよしゃくらしぇんぱい。さっさとその分厚い着物脱ぎ捨てて交尾したらどうなんでしゅかぁ」

「出来上がってるな伊部」

「う、うん」

「もうやだぁぁぁ! 紫ちゃんパス!」

「え、えええ!?」



 という訳で無理矢理。

 乙女よ。その扉を開け編


「無理矢理過ぎない?」

「まあさくらさんには頑張っていただきましょう」

「家元って大変なのね」


 こちらは探偵を休んでいる為全員で初詣である。


「ううぅ寒い。冬将軍は過ぎたんじゃないの?」

「あさ寒がりだもんね。カイロあるけどいる?」

「いるぅ」

「異能で毛皮を作ればよろしいのでは?」

「それ剥いでるから余計寒いぞ」

「まず毛皮無いから!」


 小さくて幾分か体温の高い紫の方へ寄ってあさはぎゅうぎゅう抱きしめる。


「くるふぃい」

「ささささ寒いぃぃ」

「甘酒飲む?」

「の……から姉は飲んじゃ駄目だよ」

「もう飲ませてしまいましたが」

「「「え?」」」


 天然気質ひよの到来である。


「さあ今日は飲むわよ阿修羅ぁぁ!!」

 “あいあいさー!”

「え、嘘でしょ!? 待ちなさい真由美! こんな公共の場で鬼出さないで!」


 里奈が慌てて真由美を宥め込む。


「結局こっちも酒酔いじゃん」

「仕方ないよ。そうでないと話続かな」

「まさ、メタイ」


 ふう。と紫は溜息を吐いた。


「ごめんなさい凛音さん。後頼みます」

「……うん」


 引きこもり姫の恋愛事情


「…………」

「…………」

「透さん」

「うん?」

「私これ酒で終わらせるには愛子姉さん必要なんだと思いますけど」


 いませんよ愛子姉さんは。麗子姉さんに連れられて宴会に行ったので。


「酒で終わらせなくても」

「じゃあ性行」

「り・ん・ね? ちょっと良い?」

「何よ月海。今透さんと話して」

「ここどこだよ!」

「根尾家」

「よろしい」


 うん。どういう意味。ああつまり二人だけで喋るなと言いたいのね。


「じゃあ……ねえどうするオチ。今日は酒乱がいないよ?」

「そうだね〜。未成年は飲酒しちゃ駄目だし」

「透さん、何か一発ギャグ」

「ぶふっ!!」


 急な無茶振りに付いて行けなかった透さんがお茶を吹きこぼす。


「………布団が吹っ飛んだとか?」

「可愛い」

「へ?」

「可愛いね〜神宮寺さぁん♡ 」

「こういうイケメンが純粋ってパーフェクトだって本に書いてあった」

「あの、頭撫でくりまわさないでくれない二人共」


 えーなんでーいいじゃーんと月海と一緒にぶつくさ言ってみたら吉宗兄さんが止めに来た。


「二人共」

「「なぁに?」」

「神宮寺さんは正宗と同い年だぞ」


 ピシャアーン!! と雷が落ちました。正宗兄さんの方を見ると戻れ的なオーラが。


「「すみませんでした」」


 音速並みの速さでソファに戻ると華ちゃんがいじけたように口を尖らせた。


「どうしたの?」

「折角の新年なんだからちょっと紫ちゃんみたいになりたいなぁ」

「どういうことですか凛華ちゃん?」


 あのひょっこり出ないでもらえませんかね紫さん。ちゃんと入口あるんで。


「行けるかな?」

「だから何が」

「ダーイブ!!」

「え? わ、わ、ちょ、凛華ちゃん!?」


 ええええ!? 華ちゃんが乙女の世界に。ていうか


「何しに行ったの凛華」

「さあ。とりあえず紫さんに任せよう」


 乙女です。


「お友達〜」

「ですわ〜」


 速攻で仲良くなったひよと凛華である。歳の差があるのに? 気にするな?


「で、なんで凛華ちゃんがこっち来ちゃったの?」

「あや。ここでの決まりはあだ名呼びですわ。ねえ、はなちゃぁん」

「ねえ、ひよちゃぁん」

「あっちも苦労してるんだろうね」

「可愛いけどね」


 で、凛音も心配している為簡単に言うと


「異能使ってみたいです」

「はい?」

「わたくしの異能でよければ貸しますよ」

「待て待て待て待て!」


 異能とは果たして貸せるものなのだろうか。


「社長!」

「あーもう真由美いい加減にして! お正月だし良いわよ多分どうでも」

「どうでも!?」

「やったー! ひよちゃんどうやってやるの?」

「えっとですねーまずはー」

「え、待ってここでやるの?」


 年少二人組はもう周りが見えていないらしい。


「ドーンです!」

「ドーン!」

「ちょ、ゆ、ゆか無効化!」

「は、はいぃぃぃ!!」


 凛華とひよがお手手繋いでそこらの瓦をぶち破る前に紫の無効化でギリギリ被害は防げた。


「ま、まさかそういうことだとは思わなかった」

「あ、音ちゃぁん! まこちゃぁん!」


 凛華の保護者登場である。


「ご迷惑おかけしました」

「あ、いえこちらこそ」

「帰るよ華ちゃん」

「えーだって折角ひよちゃんと」

「早く帰んないと正宗兄さんお菓子買ってくれないって」

「帰る!」

「切り替え早いなそっちの妹!」


 と言っているあやの方を見るとひよが未だいじけていた。


「このお詫びはまたいつかします」

「いつかって。まあその時はよろしくお願いします」

「はい」

「ところでゆか」

「なんですかあや」


 あやは持ってきていたカメラを起動させる。


「主人公同士で撮る?」

「ああ折角だし。え、さくらさんは?」

「呼んでくるぅ」

「わたくしも行きますぅ!」

「ちょ、待てぃ!」


 事情を聞かされていないさくらが乙女の世界に引きずり込まれて行った。


「えーと?」

「ごめんなさいとりあえず写真だけお願いします」

「? うん?」


 きょとんとしながらもそこは和楽のお嬢様。しゃんとしている。


「本当にお騒がせ致しました。ほら帰るよ華ちゃん」

「はぁい。バイバイひよちゃん」

「バイバイ」

「私達が甘酒パニックになっている間に楽しそうでしたね」

「ワニワニパニックみたいに言うんですね。帰らないんですかさくらさん」

「どうやって帰るんですか?」

「え」


 この後ひよに頼んでもらってやっとのことで全員それぞれの話に戻ったのであった。








 どうでしたでしょうか? はい、まあくっだらないことは分かってます(笑)全部私の妄想ですもの。


 それでは皆さんよいお年を。

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