第1話 説明
ただ恋愛小説を書いてみたかっただけです。
ただ結構不快になる要素や鬱要素を含めるつもりです。
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「んー。いい天気だねー」
「…」
「どうしたの?」
「…」
「ねえ、怒ってる?でも一緒の高校行けたんだしいいんじゃないかい?」
「…何故だ…」
「?」
「何故…」
「あれ?僕と一緒に学校行くのがそんなに嫌だった?」
「いや…だから何故」
「だって家だって近いし丁度いいかなーって思ったんだ。」
「いや別にあなたがそれでいいならいいんですけど…」
「ふふ」
「なにがおかしい」
どこのリア充だ。この光景を見たらそう思う人がいるとは思う。だがこれはリア充でも何でもない。
まあ俗にいう幼馴染というやつだが、実際幼馴染とは大抵中学か高校あたりでその効力をなくすのだ。
小学校の時はよく遊んでも、中学の頃はただの女友達、クラスメートになってしまうわけだが…
「何考えてるの?」
こいつは…数少ない希少種なのか?先ほど説明した幼馴染に当てはまらない珍しいタイプのようだが…
「もー、無視しないでよー」
「あ、ごめん」
そんなことを話しながら学校に着いた。同じクラスだからな。これはありがちなパターンだ。
「なあ、お前らって付き合ってるのか?」
「へ?」
よくこういう会話をする。クラスメートや友人にそういう風に聞かれるのは日常茶飯事だ。
「いいなー。俺も主人公補正欲しいわー」
「そんなもん俺にあるわけないだろ…」
こいつは親友の野中雄二。あ、言い忘れたけど俺の名前は朝河星汰です。
んでさっきの幼馴染は藍月由希。こうやって登場人物紹介を終えたところで…
「ってかさ、お前はこのクラスで誰が可愛いと思う?」
「はぁ?」
こいつは野中と同じ親友?というかまあ…まあ、友人の手塚斎鹿だ。女子をランク付けして可愛い子とか紹介してくれるらしい。元々イケメンだし、こいつを狙う女子も少なくはない。
ほかにも誰々が付き合ってるとか、まあ要するに様々な情報をくれるわけだ。
「藍月は別格だな。ほかには…」
「暇だな。お前も」
「そんなことより藍月はどの派閥にいるんだ?」
「さあ?」
そう。この学年の女子は恐ろしい。多くの派閥があり、いじめやらリンチやら、他にも男を奪い合ったりと恐ろしいわけだ。派閥にはいくつかあるらしいが…
「ま、じゃあなリア充」
「だからリア充じゃないと…」
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「一緒に帰る?」
「だろうな。」
「ねえ、どの部活に入るか決めた?」
「?…いや…」
「ふーん。運動できるのに…」
「もう剣道は飽きた。中学で完全に燃え尽きた。」
「ふーん。」
「どうした?」
「もったいないなぁ…って思っただけ。」
こんな他愛もない話を延々と続けるのは読者の方にも申し訳ない。ということでどうしようか…
「それじゃ、また明日。」
「ああ、また明日」