表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
54/68

第五十一話

「終わったよ?次はどうする?」


「そうね…やっぱり、マリアへの報告ね。失われた魔法(ロストマジック)について、話さないといけないと思うわ。これからのためにも…ね?」


「そう…かな?まぁたしかに、報告しておいたほうが…今後に有利かな?」


「それじゃ、行くわよ?」


そう言うと、エリカは歩き出す。


「りょうかーい」


俺はエリカに続いて歩き出す。


・・・

・・


「マリア、ちょっといいかしら?」


階段を下りたところで待っていたマリアさんに、エリカが話しかける。


「さっき言っていた、奥で話すということかしら?」


「えぇ、そのことよ。…この間と同じように、部屋で話すわ」


「わかったわ。それじゃあついてきてくれる?」


そう言うと、マリアさんは奥へと続く扉の前へと移動する。


「えぇ。…ゲン?行くわよ?」


「わかった」


俺とエリカも、マリアさんの後ろについていく。


「それでは…奥に行きましょう」


俺とエリカの二人がついてきているのを見たマリアさんは、扉を開けて中に入っていく。


「行きましょ?」


「あぁ…」


俺とエリカも、マリアさんの後ろに続いて、奥へとつながる扉の中へと入っていった。


・・・

・・


「さてと…今日はどんなことを話してくれるのかしら?」


俺とエリカがこの間と同じようにソファ座ると、マリアさんもこの間と同じようにお茶をいれて、正面に座りたずねてくる。


失われた魔法(ロストマジック)についてよ。…ゲンが背負っていたボスーピットがあるでしょ?あれは、失われた魔法(ロストマジック)によるものなの」


「それは本当なの!?…たしかに、氷なのに背負っているゲンナイ君は冷たくなさそうだったし…とけてもいなかったわね」


「属性魔法だとしても、知らない魔法でしょう?」


「そうね…たしかに。…それで?なぜそんな魔法(ロストマジック)をゲンナイ君が知っているのかしら?」


「それを話すために声をかけたのよ?ゲンの可能性「世界についての知識①」は便利すぎるという報告をするためにね…」


「そうなの?ゲンナイ君?」


「そうなりますね…たしかに。この「世界についての知識①」で見られる(アクセスできる)ようになる「全世界記録集(データベース)」で知った魔法ですから…」


「「全世界記録集(データベース)」ってなにかしら?聞いたことがないのだけれど?」


「今から見せますよ。………アクセス」


俺が唱えると、目の前にいつもの本があらわれる。


(夏野限無と認識。下位権限でのアクセスを許可します)


「なに?それ…?…それが「全世界記録集(データベース)」なの?」


マリアさんが驚いたように首を傾げて聞いてくる。


「そうです。これが「全世界記録集(データベース)」です。…なにか知りたいことはないですか?」


俺は頷き、マリアさんに知りたい事がないかきいてみた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ