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第三話
第三話です。
よろしくお願いします
「ふんふふんふ~ん」
少女が鼻歌を歌いながら、何かを煮込んだ鍋をまわしている。
「ふふふふ~ん、ふ~んふふ~ん」
どうやらご機嫌のようで、その表情は明るい。
「今日はラッキーだったわ。Sランクの魔物である、スーピットを狩れるなんて………。久しぶりの豪華な食事、あの子はよろこんでくれるかな?」
どうやら今煮込んでいる何かとは、スーピットの肉のスープのようだ。
スーピットとはSランクの魔物であり、煮込めば煮込むほど旨みと味が濃くなる、極上の食材である。その肉のスープとなれば、街で頼めば金貨三枚はするであろう。
「そろそろ、煮込み始めてから三時間くらい…。味もちょうどよくなる頃だし、あの子を起こしに行くかな。」
少女は少年を寝かせた、自分の部屋の前に立つ…瞬間、ドアが開いた。
とうとう次回、ヒロインと主人公の接触です。
両方とも名前どうしよう………。